Shanlingが「M9 Plus」を発売!その性能は?【M9 -AKM Edition-との比較有り】

皆様こんにちは、Taka(@Taka31599979)です。

Shanling」から新たな製品が発表されました。

それが、

「M9 Plus」
引用:「Shanling M9 Plus」PRODUCTページ

です。

Shanling」は中国深センに本社を置くメーカー。

私は「MW200」という「ネックバンド型のBluetoothアダプタ」のユーザーで、出来の良さに非常に信頼を置いているメーカーです。

そんな「Shanling」から、新フラグシップモデルとして「Shanling M9 Plus」が発売される事に。

これは調べずにはいられません。

なので、今回は「Shanling M9 Plus」に関して、以下の内容

1.「Shanling M9 Plus」その性能は?

2.「Shanling M9 Plus」注目すべき点。

3.「Shanling M9 Plus」残念な点。

について記事をまとめ皆様に情報を展開していきたいと思います。

今回の記事は、メーカー「Shanling」の「M9 Plus PRODUCTページ」から得た情報を元にまとめております。

では、ご覧ください!

Shanling M9 Plus」その性能は?

性能面に関して、同社製品「M8」と比較してみましょう。

Shanling M9 Plus
Shanling M9 -AKM Edition
製品仕様
サイズ147mm × 82mm × 22mm152mm × 82mm × 22mm
重量379g409g
ディスプレイ6インチ(2160 × 1080)6インチ(2160 × 1080)
OSAndroid 10Android 10
SoCSnapdragon 665Snapdragon 665
RAM8GB8GB
内蔵ストレージ256GB256GB
拡張スロットMicro SDMicro SD × 1(最大2TB)
DACAKM AK4499EX × 4
AKM AK4191 × 2
AKM AK4499EQ × 2
Wi-Fi2.4GHz / 5GHz2.4GHz / 5GHz
Bluetooth5.05.0
対応コーデックLDAC / SBC (送受信)
LDAC / LHDC / aptX HD / aptX / SBC (送信のみ)
LDAC / SBC (送受信)
LHDC / aptX HD / aptX / SBC(送信のみ)
バッテリー容量8350mAh8350mAh
連続再生時間シングルエンド:18時間
バランス:11時間
Bluetoothトランスミット: 83時間
シングルエンド:18時間
バランス:10時間
PCM1536 kHz / 32bit768 kHz / 32bit
DSDDSD1024DSD512
MQAデコードx16 展開x16 展開
出力シングルエンド:3.5mm
バランス:4.4mm
ヘッドホンモジュール交換システム対応
シングルエンド:3.5mm
バランス:2.5mm / 3.5mmPro / 4.4mm
音声仕様
シングルエンド出力
出力レベルLow Gain:7.8mW @32Ω
Medium Gain:31.2mW @32Ω
High Gain:125mW @32Ω
Turbo Gain:520mW @32Ω
Low Gain:23mW @32Ω
Medium Gain:60mW @32Ω
High Gain:235mW @32Ω
Turbo Gain:460mW @32Ω
周波数特性20Hz ~ 40kHz(-0.2dB)20Hz ~ 40kHz(-0.2dB)
S/N比123dB122dB
バランス出力
出力レベルLow Gain:31mW @32Ω
Medium Gain:125mW @32Ω
High Gain:500mW @32Ω
Large ear Mode:1125mW @32Ω
Low Gain:90mW @32Ω
Medium Gain:230mW @32Ω
High Gain:460mW @32Ω
Turbo Gain:920mW @32Ω
周波数特性20Hz ~ 40kHz(-0.2dB)20Hz ~ 40kHz(-0.2dB)
S/N比126dB125dB
価格不明¥349,800(税込)

※上記、メーカー「Shanling」の「M9 Plus PRODUCTページ」と「M9 PRODUCTページ」の仕様情報より引用しています。

変更点を、赤太文字にして表しています。

Shanling M9 Plus」注目すべき点。

デジタルセクション・アナログセクションを分離したDAC構成

注目すべき点一つ目。

それは「デジタルセクション・アナログセクションを分離したDAC構成である」という点です。

引用:「Shanling M9 Plus」PRODUCTページ

この構成にするメリットは何か?

●デジタルデータを処理する部分を分ける事でデジタルノイズがアナログ信号へ与える影響を最小限に抑制し聴感上のSN感を進化させることが可能
●デジタルデータの処理を行う部分を専用のDACにする事で処理能力を向上させることが可能

つまり、

「AK4191」はデジタル処理に特化させ「AK4499EX」はD/A変換処理に特化させる事で

一つのDACチップ内で行っていた処理を、得意な分野のDACに分ける事で、聴感上のSN感を進化させる事が可能
になっています。
この分離構成にする事で、「AK4499EX」はアナログ処理のみに集中させる事ができ、デジタルノイズを大幅に削減が可能。
そして「AK4499EX」をクアッド構成にする事で1つのDACを1つのチャンネルにフルに割り当てる事ができ、音の深みや臨場感を最大限に表現する事が出来るようになっています。
そして「AK4191」が持つ
PCM:1536kHz/32bit
DSD:1024
という非常に高い入力性能。
今後このレベルの音源が出てきた場合でも対応可能になっている部分に置いて、長く製品を使う事が可能になっている点も見逃せません。

こういった高いレベルでの入力にも対応できるのは、今回の「デジタルセクション・アナログセクションを分離したDAC構成」の賜物でしょう。

「Shanling M9 Plus」の目玉となるのはこの部分だと感じました。

出力レベルが向上している

注目すべき点二つ目。

それは「出力レベルが向上している」という点です。

「シングルエンド」「バランス」の最大出力が

シングルエンド:「460mW @32Ω」⇒「520mW @32Ω」

バランス:「920mW @ 32Ω」⇒「1125mW @32Ω」

と大幅に向上しているので、より安定した音を聴く事が可能になりそうです。

この高出力を可能にしているのが下記に示した自社開発の「OP+BUFアーキテクチャ」。

引用:「Shanling M9 Plus」PRODUCTページ

「Muses8920E」と「Ti-BUF634A」を組み合わせる事で、バランス出力において「1125mW @32Ω」と強力な出力電力を生み出しています。

これだけの出力レベルが有れば、大体のイヤホンやヘッドホンを駆動する事が出来るので、ユーザーにとっては嬉しいポイント。

こちらも今回の注目するポイントになり得るのではないでしょうか。

Shanling M9 Plus」残念な点。

OSがAndroid 10 である

残念な点。

それは「OSがAndroid 10 である」点でしょう。

引用:「Shanling M9 Plus」PRODUCTページ

Android DAPの場合、「Andoroid 12」を搭載して欲しかった……

OSは最新のバージョンで有ればあるほど、長く使える一品になります。

特に、セキュリティ面ではOSのバージョンは最新の方が絶対に良い。

DACの性能向上だったり、ハード面が非常に良く、長く使える製品になっているので、OSもそれに付随してより新しいバージョンを搭載して欲しかったですね。

最後に

今回は、「Shanling M9 Plus」に関して記事にしてみました。

「Shanling M9 -AKM Edition-」と比べ

●「AK4191EQ + AK4499EX × 4」のDAC構成に進化

が一番目を引くバージョンアップポイントになっています。

この「デジタルセクション・アナログセクションを分離したDAC構成」はノイズレスな音を出力する事が可能となっており、良い音をより高品質で聴く事が可能。

これぞ、フラグシップDAPの名にふさわしい性能に仕上がっているのではないでしょうか。

後、「Muses8920E」と「Ti-BUF634A」を組み合わせる事で実現した

●最大出力の向上
も、安定した音を聴くには重要なポイントであるので、見逃せません。

ただ「OSのバージョンが Android 10」というのは少し残念なポイント。

バージョンは「Android 12」にして欲しかったですね。

発売日や価格がまだ明確になっていないので、新たな情報が出てきたら、改めて展開しようと思いますので、お楽しみに!

以上、Taka(@Taka31599979)でした。

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