【News】Qualcommが発表した高音質コーデック「aptX Lossles」とは!?

  • 2021年9月2日
  • 2021年9月7日
  • News

皆様こんばんは、Takaです。

アメリカ時間で2021年9月1日、Qualcommから新しい高音質コーデックが発表されました。

それは「aptX Lossless」です。

≫詳しくは「Qualcomm adds Bluetooth Lossless Audio Technology to Snapdragon Sound」を参照

「aptX Lossless」は今年3月に発表された「Snapdoragon Sound」の新機能で、一体何が凄いのか気になる所。

今回は、

1.「aptX Lossless」とはどんなコーデック?

2.「aptX Lossless」に対応している機器は?

に関して、Qualcommのサイトから得た情報をまとめて、記事にしたいと思います。

興味を持たれた方は是非お読みください!

「aptX Lossless」とはどんなコーデック?

「aptX Lossless」とは

今回、Qualcommより発表されたコーデック「aptX Lossless」は、

「CD音質の音楽データ(16bit/44.1kHz)を無劣化で受信端末に伝送が可能になる高音質コーデック」

で、既に発表され実際に搭載機器も出ている「Snapdragon Sound」の新機能となります。

≫詳しくは「【News】スマホもデフォルトで高音質に? Qualcomm Snapdragon Sound 気になる3つのポイント」を参照

「aptX Lossless」は何が凄い

「aptX Lossless」は何が凄いのか。

それは

「無劣化」でデータを転送できる事

に有ります。

1-1で「CD音質の音楽データ(16bit/44.1kHz)を無劣化で受信端末に伝送が可能になる高音質コーデック」とお伝えしました。

まず、これを読まれた方の中で「えっ?CD音質なの??」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、注目する点は「無劣化」と言う部分

高音質で知られている「LDAC」や「aptX Adaptive」は、最大「24bit/96kHz」の音楽データを伝送する事が可能ですが、Bluetoothの転送レートでは「24bit/96kHz」の音楽データをそのまま送る事は出来ない為、送信機からデータを伝送する前に「データを圧縮」します。

圧縮形式は「非可逆圧縮」というもので、この形式で圧縮をかけると受信先で解凍しても元の形には戻らないのです。

その為、データの欠損が生まれ音質の劣化が生じます

今回Qualcommから発表された「aptX Lossless」は、「16bit/44.1kHz」までのデータを無劣化で送受信できる事が可能になり、CD音質のデータをまるで有線イヤホンで聴いているレベルで音楽が聴けるようになると言う事になります。

技術の進化は本当に凄い。

「aptX Lossless」で無劣化の音楽を聴く際の注意点

送信側・受信側に「aptX Lossless」対応が必要になります。

つまり「Snapdragon Sound」が搭載されている必要性があり、現時点では対応端末が少ない為、今すぐにこの技術を体感できる機会は少ないですね。。。

「aptX Lossless」に対応している機器は?

さて1章を見られて、「aptX Lossless」がどんなものかなんとなく分かったかと思いますが、次に気になるのは、

1.そもそも「aptX Lossless」を体感できる機器って発売されているの?

2.対応機器が知りたい。

という2点でしょう。

「Snapdragon Sound」の新機能である「aptX Lossless」、そもそも「Snapdragon Soud」が3月に正式発表されたばかりなので現時点での対応機種は非常に少ないのですが、「Qualcomm」の「Snapdragon Sound」のページに、対応デバイスの記載が有りました。

≫詳しくは「Qualcomm Snapdragon Sound」を参照

それは下記の4機器。

①Smartphone for Snapdragon Insiders

※Qualcomm 「Smartphone for Snapdragon Insiders」の商品紹介ページから引用

②Xiaomi FlipBuds Pro

※Xiaomi「FlipBuds Pro」の商品紹介ページから引用

③Xiaomi Mi 11 Pro

※Xiaomi「Xiaomi Mi 11 Pro」の商品紹介ページから引用

④Xiaomi Mi 11 Ultra

※Xiaomi「Xiaomi Mi 11 Ultra」の商品紹介ページから引用

どれも日本では未発表の製品なので、実際に日本で体感できるようになるにはもうしばらく時間がかかりそうですね。

「aptX Lossless」は今後注目すべきコーデック

「aptX Lossless」は今後注目すべきコーデックの一つです。

ロスレスオーディオが活発になる中、完全ワイヤレスイヤホンでも「無劣化で」「高音質で」音楽が聴けるようになりますし、早く広まっていって欲しいと感じます。

「Snapdragon Sound」搭載機器に関しては、「Xiaomi」以外にも、「オーディオテクニカ」や「AVIOT」、「final」などの有名なオーディオメーカーも提供予定となっているので、今後が非常に楽しみですね。

引き続きウォッチは続けていこうと思いますので、新たな情報が出てきましたらまた記事にしたいと思います。

最新情報をチェックしよう!