iBasso Audio のDACアダプター「DC01」「DC02」「DC03」で手軽に音質アップ

「専用のDAPは欲しいけど、高い」

「もっとお手軽に音質をアップさせたい」

前回「 音楽はiPhoneでいいやんと思っている方ほど、一度DAPを使ってみて! 」の記事でDAPをお勧めしましたが、数万円単位の専用機を追加で買うのも、なかなか抵抗が有るもの。

※より良い音で聴きたいとなると、数十万単位になりますし。。。

もっとお手軽に音質を向上させる事は出来ないの?と思われている方に、お勧めしたい製品が有ります。

それが。。。iBasso社の以下3製品!

「iBasso Audio DC01」(2019年8月発売)

 

「iBasso Audio DC02」(2019年8月発売)

 

「iBasso Audio DC03」(2020年10月9日発売)

になります。

これは、スマホのType-c端子に接続するだけで、手軽に高音質な音楽を聴けるようになる製品。

お値段もお手軽で気軽に音質アップが図れるので、初心者の方にもおすすめが出来ます。

「DC03」は10月9日に発売と言う事で、先に発売されている「DC01」「DC02」とどう違うのか記事にまとめ、皆様の購入の手助けになればと考えております。

目次

1.仕様について

仕様 DC01

DC02

DC03

タイプ ヘッドホンアンプ ヘッドホンアンプ ヘッドホンアンプ
形状 ポータブル ポータブル ポータブル
DAC AKM4493 AKM4490EQ CS43131 x 2
PCM 384kHz/32bitまで 384kHz/32bitまで 384kHz/32bitまで
DSD DSD256まで DSD256まで DSD256まで
ヘッドホン出力 3.5mm 3.5mm
バランスヘッドホン出力 2.5mm
USB Type C

(USB-C to A 変換コネクタ付き)

Type C

(USB C to A 変換コネクタ付き)

Type C

(USB C to A 変換コネクタ付き)

価格 ¥6,920 ¥6,213 ¥6,820

仕様差異がある所を赤太文字で表しました。

違いに関して、下記でまとめて行きます。

2.比較結果

2.1.搭載されているDACが違う

DACに関しては3製品とも異なる物を使用しています。

「DC01」旭化成エレクトロニクス製 AKM4493

「DC02」旭化成エレクトロニクス製 AKM4490EQ

「DC03」シーラス・ロジック製 CS43131

DACによって変換された音は、メーカーによって全然趣が違います。

メーカーによって、デジタルデータをアナログデータに変換する仕組み・やり方が異なる為です。

なので、新しく発売される「DC03」は以前発売された「DC01」「DC02」と全く違う聴こえ方がする製品となると考えられます。

もし、これから買おうと考えられている方は、例えば「DC02」「DC03」2台購入しても面白いかもしれません。

なぜなら、違う音質を楽しむ事が出来るようになるからです。

2台買っても1万3000円程度なので、数万円するDAPを2台購入するよりも手を出しやすいですし、音質を気軽に選べるようになるので、結構楽しめるかもしれません。

2.1.DACをデュアル構成にしたDC03

他の2製品と比べ、今回新発売になる「DC03」の大きな違いとしては

デュアルDAC構成

になっている事です。

デュアルDAC構成にする事で優位になる点として、以下の記載があります。

Dual DACアダプタ – 透明感のある高解像サウンド

40mm×15mm(※本体側)という小型サイズでありながら、DC03は高性能なDACチップをデュアルで搭載しています。この構成を採用したことによって、DC03はこれまで以上にパワフルな出力電圧とチャンネルセパレーションを獲得し、より音楽への没入感を高めることでしょう。また、採用するDACチップには、製造するシーラス・ロジック社の定めた厳しい基準を満たす”MasterHIFI”品質のDACチップ、「CS43131」を選びました。このDACチップはその小さなサイズに多くの可能性と魅力的な甘い響きを備えており、DC03の高音質化に欠かせないファクターとなっています。

MUSIN の DC03商品紹介サイトより引用

また、デュアルDACにする事で、第一世代の「DC02」と比べ「出力は約3倍の80mW」を実現し、駆動が難しいIEM(インナーイヤーモニター)もスマートホンで楽しむ事が出来るようになっているとの事です。

これを見て、ふと思ったのが、

「IEMを持つような人は、専用のDAPも持っているでしょうから、あんまり必要ないのでは??」

という事。(身も蓋もない事で申し訳ないですが。。。)

後、DACをデュアル構成にすることで

「消費電力も増える」

ので、スマートホンのバッテリー消費も増えてしまう事が予想されます。

「音質を取るか」

それとも

「スマートホンのバッテリー時間を取るか」

これは完全にトレードオフになりますね。。。

2.3.オーディオ出力の違い

次の違いとしては、

「DC01」⇒ バランス出力のみ

「DC02」「DC03」⇒ アンバランス出力のみ

なので、「DC01」を購入する場合は、バランス接続が可能なイヤホンを用意する必要があります。

この点は注意が必要です。

今持っているバランス接続可能イヤホンをスマートフォンでも使用したい場合「DC01」

イヤホンジャックがついているスマホで、そのイヤホンジャックに有線イヤホンを接続して音楽を聴いているという場合「DC02」「DC03」

という感じになりますね。

※ただし、スマホの端子がtype-Cである必要がある事に注意が必要です。

3.最後に

今日は、iBasso Audioから発売されているUSB TypeC接続のDACアダプター3製品の紹介でした。

最近のスマートフォンは、イヤホンジャックが無くなってしまったものも多いので、変換アダプターの変わりにUSB TypeC接続のDACアダプターを使って、スマホで手軽に高音質の音楽を聴くというのも良いかなと思います。

USB TypeC接続のDACアダプターの方が、お値段もお手軽でいつも使っているスマートフォンに接続するだけなので、気軽にバージョンアップが出来ますしね。

なので、DAPを購入される前に、こういった製品を購入して音楽を楽しみ、もう一つ上を目指す(専用DAPを購入してより良い音で聴く)というのも手かなとい思いました。

無理なく、自分の好きな音楽を聴く環境を作る方が大事ですからね。

もし、この3製品のどれかも所持されていて、お勧めが有れば教えていただければ幸いです。

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この記事を書いた人

ガジェット大好きサラリーマン。 日々無駄に時間を使っていたがこれではダメだと思い一発発起でブログを始める。皆様のお役に立ちたいという気持ちは人一倍強く、どうすればより良い情報を提供できるか日々悪戦苦闘しながらブログを書いています。購入したガジェットや家電など、ブログで紹介していきます。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 「DC02」と比べ「出力は約3倍の80mW」を実現し、駆動が難しいIEM(インナーイヤーモニター)もスマートホンで楽しむ事が出来るようになっている

    と書かれてますが32Ωで80mw……
    Topping BC3 は32Ωで150mwなので約半分ですね(白目)

    良くも悪くもそんなに高出力ではないのでバッテリーの消費自体はDC01、02と大差ないかもですね(^_^;) 
    ただ01、02共に他のType-Cドングルと違い発熱と電池消耗が激しかったのでこれがどうなってるかも気になりますね。

    • >たくみさん

      コメントありがとうございます。
      「DC02と比べて3倍」ですからね、、、この書き方だと3倍の方に目が言ってしまいがちですが、80mwをみたら、あれ??って思いますよね。。。(冷や汗)

      土曜日にDC03購入しまして、スマホで1時間程連続再生してみましたが、バッテリーが100%から92%まで減少しました。
      意外と消費電力少ない?
      後、発熱の方は、ほんのり熱を感じる位で、ほとんど発熱してませんでした。
      もうちょっと聴き込んでみて、また記事にまとめてみます!

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