私は、final製のイヤホンを一つも持っていません。
理由としては、単に購入候補になかった(聴かず嫌い)からという事だからです。
ですが、最近非常にfinalの事が気にしだしてきております。
それはなぜか。
Noble FALCONの低音域を変えたい(迫力を付けたい)と色々探しているときに出会ったイヤーピース
「final イヤーピース TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」
が非常に出来が良く、費用対効果が抜群の製品だったからです。
これで自分の中の「final」欲が一気に爆上がりで、今回、
「完全新設計ドライバー」
の一文で欲しくなったイヤホンが有ります。
それが、 「A3000 / A4000 / VR3000」の3製品になります。
今回は、この3製品に関して、仕様面なども含めて記事にしていきたいと思います。
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1.仕様に関して
新ドライバを搭載した3製品に関して、仕様をまとめてみました。
仕様 | A3000 | A4000 | VR3000 |
型番 | FI-A3DPLMB | FI-A4DPLDN | FI-VR3DPLMB |
筐体 | ABS樹脂 | ABS樹脂 | ABS樹脂 |
ドライバー | ダイナミック型 | ダイナミック型 | ダイナミック型 |
コネクター | 2Pin | 2Pin | – |
ケーブル | OFCケーブル | OFCケーブル | OFCケーブル |
感度 | 98dB/mw | 100dB/mw | 101dB/mw |
インピーダンス | 18Ω | 18Ω | 18Ω |
質量 | 18g | 18g | 20g |
コード長 | 1.2m | 1.2m | 1.2m |
価格 | \12,800(税込) | \15,800(税込) | \7,980(税込) |
赤太文字が今回差異がある所に有ります。
次の章では、3製品に共通する完全新設計ドライバーユニット「f-Core DU(エフコアDU)」についてと、それ以外の差異部分について、ひとつづず、確認していきたいと思います。
2.各製品共通する部分 f-Core DU(エフコアDU)搭載
今回、3製品に搭載された完全新設計ドライバーユニットである「f-Core DU(エフコアDU)」。
低価格でありながら、高音質を実現させるために、振動板・ボイスコイル・磁石・磁気回路・各部接着剤などのドライバー部品、そして生産機器までも新設計し作られたドライバーと言う事です。
新設計と言う事で、前までのfinal製品の音とはまた異なる音が聴けるかもしれないので、既存のfinalユーザーは新たなfinalの音を楽しめますし、私みたいなfinalの音を知らない新規ユーザーも、気軽に入って行けるのではないかと感じました。
新しく開発するには、時間も費用も掛かりますが、今後のfinalのベースとなるドライバーユニットになるのではと思います。
以下に「f-Core DU(エフコアDU)」に関するメーカー記事を引用いたしましたのでご確認いただければと思います。
この価格帯ではありえない高音質を実現するため、海外に新たな拠点を設け、振動板・ボイスコイル・磁石・磁気回路・各部接着剤などのドライバー部品、また生産機器までも新設計し、完全新設計の6mmφダイナミックドライバーユニット「f-Core DU」を開発しました。ドライバーフロントハウジングの素材は、一般的なアルミニウムよりも磁力の影響を受けにくく且つ比重の高い真鍮を使用しています。振動板の時間応答性能を高めるために、ボイスコイルは30μの超極細CCAWを使用し、最小限の接着剤で組み立てることで可動部を徹底的に軽量化しています。さらに振動板は、通常の1/3程度の小ロットで丁寧にプレスすることによって、圧力の偏りを最小限に抑え、歪みのない均一な振動板の成形を実現しました。
3.各製品の差異
3.1.コネクター
一つ目の違いは、「コネクター」の部分。
「A3000 / A4000」は、汎用性の高いφ0.78規格の2Pinコネクターを採用し、リケーブルも可能な作りになっています。
反面、「VR3000」はケーブル一体型の作りになっている為、リケーブルが不可能な製品です。
これは、製品の性質状、このような形になったのではと考えられます。
「VR3000」はゲームやVRの音響空間イメージを、製作者の意図通りに再現するイヤホンとして作られ、バイノーラルサウンドの試聴に適しているという点。
バイノーラルサウンドとは「音の3D」と呼ばれるもので、あたかもその場に居合わせたかのような臨場感を再現したサウンドです。
このバイノーラルサウンドに適応するために、リケーブルはせず固定ケーブルにしたのではと思います。
主に音楽を聴く事を目的とする場合は「A3000 / A4000」、ゲームはVRを楽しむ目的の場合は「VR3000」と目的によって購入するのを分けるとよさそうですね。
3.2.感度
3製品とも違う感度となっております。
「A3000 / A4000」を音楽用と考えた時、2製品の価格の違いはこの感度の差なのかと思いました。(それ以外差がなかったので。。。)
感度で2dB/mwと差を作って、A4000ではよりゆとりをもって大きな音量を得やすいようにしているのかなと思います。
また「VR3000」をゲーム用と考えた時に、ゲームでは大きい音も小さい音も聞き取りたい場合が多いので(特にFPSなどは)、一定のボリュームで大きな音量を得られやすいように「VR3000」は感度を上げているのはなるほどと思いました。
3.3.重さ
「A3000 / A4000」と比べ「VR3000」は2g重い重量になっています。
この差は、「バイノーラルサウンド」に適した作りにするための差なのかなと思ったりもしますが、仕様上、素材も一緒なので、現時点では違いが不明です。
ただ、2gの差はあまり気にならないかなと思います。
4.最後に
今日は、新製品の「A3000 / A4000 / VR3000」に関して、記事にしてみました。
私はゲームする際、イヤホンは使用しない為、もし購入となったら「A3000 / A4000」のどちらかを検討する形になります。
A3000 / A4000 の価格差として\3,000もあり、違いとして分かっている感度の差がこの\3,000となるのですが、感度の差だけならA3000を買うかなと思いました。
ただ、実際に聴いてみないと何とも言えないので、試聴機を見かけたら聞いてみて結果を皆様に紹介はしたいかなと思います。
どんどん新たなイヤホンが出てきますが、もしお勧めのイヤホンが有りましたら、コメント頂ければ幸いです。