【レビュー】Windows PC で iBasso DC03 を利用して分かった2つの事

「iBasso DC03」を購入して早2ヶ月。

 【レビュー】Galaxy S9+ で iBasso Audio DC03 を使って分かった3つの事 」でレビューした通り、私が使用しているスマホではあまり変化を感じる事が出来なかったので、最近使用する頻度が下がっていました。

そんな中、最近PCの音楽再生ソフトで中々良いものを見つけたので、PCで「iBasso DC03」を使って見たらどういう結果が得られるかも気になり試した所、

「なるほど、これは良い!」

という結果が得られた為、皆さんにご紹介したいと思い、筆を執っております(キーボード入力です)

Windows PCのお使いの方でしたら、誰でも納得の結果を得られるかと思うので、参考にして頂ければ幸いです。

1.使用したPC、音楽再生ソフト、イヤホンは?

iBasso DC03を試したPCと音楽再生ソフトは、下記となります。

1.1.Windows PC

使用したWindows PCは下記。

・マウスコンピューター NG-am550SP1-EX4
・AMD Ryzen 7 18000X
・SSD 256GB
・HDD 2TB
・メモリ 16GB
・nVIDIA GeForce GTX1060

マザーボードは「ASUS B350M-A」

マザーボードに搭載されているオーディオチップは、スペック表を確認すると「Realtek ALC887」となっています。

ここに記載されている「High Definition Audio CODEC」を調べてみると、

規格上ではAC’97を圧倒し本格オーディオ機器にも匹敵する高音質データを扱えるスペックであるが、実際の音質にはハードウェアの実装が大きく影響する。また、HD Audioは規格上の上限値としてステレオ192kHz/32bitのデータストリームまで対応しているが、全てのHD Audio対応機器がこのようなストリームを扱えることを意味するものではない点に注意が必要である。

HD Audio規格の特徴

  • 192kHz/32bitまでのデータストリームに対応
  • 96kHz/32bitでの8チャンネルサラウンドに対応
  • 15ストリームまでの並行処理に対応
  • アレイマイクによる複数チャンネルでの同時入力に対応
  • 48Mbit/s帯域の専用バスでアナログコーデックと論理コントローラをリンク
  • 接続端子の割り当て変更機能によるユーザビリティの向上
  • ハードウェア互換性の向上

Wikipedia 「High Definition Audio」を参照

とあり、ハイレゾ再生も可能なオーディオチップになっています。

もしかしたら。。。「iBasso DC03」と比較しても、それほど差がないのではと不安がよぎる。。。

1.2.音楽再生ソフト

今回は、

TuneBrowser
(作者:Tiki 氏)

という音楽再生ソフトを使用しました。

元々、Foober 2000という音楽再生ソフトを使用していたのですが、基本英語なので英語が苦手な私は、使用するのに四苦八苦。。。(苦笑)

今回も、「iBasso DC03」を使うにあたり、「Foober 2000」のWikiを見ていた所、たまたま「TuneBrowser」を見つけ、早速リンク先に飛んでみると、国産アプリという事も分かり、その安心感からさっそくダウンロードして使って見ました。

全てが日本語というのは何よりも捨てがたいもの(笑)

500曲までならフル機能をフリーで使えるという点もかなり好印象。

そして、DSDネイティブ再生にデフォルトで対応しているという点もあり、これを使って今回は試してみました。

1.3.イヤホン

今回は、

JVCケンウッド HA-FX1100

を使用しております。

詳しくは「 【おすすめイヤホン】HA-FX1100のレビュー 」をご参照下さいませ。

2.iBasso DC03 を Windows PCで使用する前にする事

Windows PC で「iBasso DC03」を使用するには、ドライバーのインストールが必要です。

ドライバーはこちらから入手し、手順に沿って「ドライバーのインストール」「BRAVO-HD」の初期設定を行ってください。

音声出力設定の変更に関しては、「TuneBrowser」の赤枠の部分をクリックすると、

下記の様に、出力設定が出来る項目が出てくるので、

出力設定したい項目を選択すれば、変更が可能です。

上記の様に、トップ画面で切り替えが出来るので、非常に簡単です。

今回は「iBasso DC03」で聴く場合は「BRAVO-HD」、PCのイヤホンジャックで聴く場合は「Realtek ASIO」と、ここで切り替えて対応しております。

3.Windows PC で iBasso DC03 を利用して分かった事

3.1.mora や e-onkyoで販売されているハイレゾ音源(24bit/96kHz)では、変化は小

【レビュー】Galaxy S9+ で iBasso Audio DC03 を使って分かった3つの事」では、スマホで聴いた時に大きな変化が見られないと言う事でちょっとショックを受けたのですが、やはりPCでも大幅な変化というのを感じる事が出来ませんでした。

最近のPCのオンボードチップって中々侮れないんですね。。。(冷や汗)

ただ、よくよく聞いてみて分かった事が3点有ります。

1点目。

iBasso DC03で音楽を聴いた場合、音場が若干広く感じられる。

2点目。

iBasso DC03で音楽を聴いた場合、低音が滑らかな響くので心地よい(PCは誇張され過ぎている感が有る)

3点目。

iBasso DC03で音楽を聴いた場合、女性ヴォーカルの声が艶やかに聴こえる。

上記、3点「宇多田ヒカル」の「First Love」を聴いていた時に感じた事で、特に3点目に関しては、彼女特有のビブラートが良く聴こえて良かった感じです。

非常に楽曲を選ぶのかもしれません。

3.2.DSDのネイティブ再生で本領発揮、明らかに音が変化。

24bit/96kHzのハイレゾ音源では、あまり大きな変化を感じられなかったのでしょんぼりしていたのですが、私が唯一持っている「DSD音源」である「Suara」の楽曲を聴いた時に、びっくりしました。

明らかに音の質が変わります。

今回は、私が好きな「うたわれるもの」というアニメのエンディングテーマである「キミガタメ」を聴いて見たのですが、

・Suaraさん声が非常に艶やかで、ものすごく生々しく聴こえる。

・非常に低い位置から響く重量感のある低音に変化。

・ボーカルだけでなく、各楽器の音が一つ一つよく響いて、心地よく聴きやすい音楽になる。

特に、低音はかなり迫力が増しびっくりしました。

ドンシャリの様な誇張された低音ではなく、とても重量感のある音で音楽全体が非常に情熱的になり、「JVCケンウッド HA-FX1100」にピッタリな音質です。

これは、DSDネイティブ再生に対応した「TuneBrowser」と「iBasso DC03」の組み合わせだから違いになるかなと思いますね。

4.最後に

今回は「Windows PC」で「iBasso DC03」を利用して分かった事をまとめてみました。

結果は

「DSDネイティブ再生で、iBasso DC03の本領発揮」

と言う事ですね。

DSD音源を持ってらっしゃる方で、お手軽に音質向上を目指したい方(かなり稀かもしれませんが。。。)おススメです。

また、私のPCに搭載されているオーディオチップが「Realtek ALC887」High Definition Audio CODEC」というハイレゾ音源に対応していたのですが、もしお使いのPCがハイレゾ音源に対応していない場合は音質が向上する効果がみられるかもしれません。

年末、もしくは年始に発売が予定されている「iBasso DC04」は、バランス接続に対応した機種なので、こちらの方がもっと音質の変化が分かるかもと思いました。

発売されたら購入して聴いて見たいなと思います。

 

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