【レビュー】Noble FALCON PRO を 使って分かった5つの事

「Noble FALCON 2」が発売されてから2ヶ月後、突然発売になった

「Noble FALCON PRO」

「PRO」と銘が打たれている事で、FALCONシリーズのフラグシップ機となるのは明らかです。

では、どう変わったのか?

ブログを見られている方は、かなり気になられているのではないでしょうか。

今回は、

「Noble FALCON 2」と比べ使用感・音質面・機能面の変更点

を中心に、「FALCON 2」との比較や「FALCON PRO」を使って分かった事を記事にして行こうと思います。

購入を検討されている方の参考情報になれば幸いです。

こうご期待!

FALCON PRO の見た目や使い勝手を知りたい方は、「【レビュー】Noble FALCON PRO を 買って分かった事」を確認!

1.仕様面に関する比較

まずは、発売後に展開された仕様面を改めて整理してみました。

仕様Noble FALCON PRONoble FALCON 2
チップセットQualcomm QCC3040(TrueWireless Mirroring )Qualcomm QCC3040(TrueWireless Mirroring )
ドライバー高音域:Knowles SRDD BA Driver × 2
中低音域:6mm Tri-layered Titanium-coated Driver(T.L.T. Driver)
6mm Dual-layered Carbon Driver(D.L.C. Driver
再生周波数帯域20Hz – 24,000Hz20Hz – 24,000Hz
マイク全指向性 / クアルコムQVC8.0 ノイズキャンセリング搭載全指向性 / クアルコムQVC8.0 ノイズキャンセリング搭載
外音取り込み有り有り
Bluetooth仕様Version5.2 / Class2 / マルチペアリング対応Version5.2 / Class2 / マルチペアリング対応
BluetoothプロファイルA2DP、AVRCP、HSP 、HFPA2DP、AVRCP、HSP 、HFP
対応コーデックSBC、AAC、aptX、aptX AdaptiveSBC、AAC、aptX、aptX Adaptive
本体電源DC3.7V 60mAhリチウムポリマー充電池(内蔵式)DC3.7V 60mAhリチウムポリマー充電池(内蔵式)
充電ケースDC3.7V 400mAhリチウムポリマー充電池(内蔵式)DC3.7V 400mAhリチウムポリマー充電池(内蔵式)
連続再生時間5.5時間(最大音量時)/ 10時間(70%音量時)5.5時間(最大音量時)/ 10時間(70%音量時)
連続通話時間11時間(70%音量時)11時間(70%音量時)
最大使用時間最大50時間(ケース込み)最大50時間(ケース込み)
充電時間イヤホン約1時間/ 充電ケース約1.5時間イヤホン約1時間/ 充電ケース約1.5時間
充電方法USB Type-C、QiUSB Type-C、Qi
使用温度範囲摂氏マイナス10度~60度(結露なきこと)摂氏マイナス10度~60度(結露なきこと)
耐水性能IPX5IPX7
カラーブラックブラック / ホワイト
価格¥32,880¥16,990

赤太文字が変更があった個所になります。

大きな変化としては、イヤホンの音の良し悪しを決める重要な部分で有る「ドライバー」が、「BAドライバー + ダイナミックドライバー」のハイブリット構成になった点。

このハイブリット構成が、音質面にどう影響しているのが気になる所ですね。

次の章で書いて行こうと思います。

2.使ってみて分かった事(その1.FALCON 2との比較)

2.1.見た目、付け心地、ボタン操作面の比較

見た目は、イヤホンの背面部分が楕円形からシャープなエッジが効いた形に変更(図1参照)され、Noble ロゴが光らない仕様になりました。

その代わりにLEDランプがNoble ロゴの横についたのですが、Noble ロゴが光るのがカッコ良かっただけに、これはかなり残念な変更です。。。

 

付け心地に関しては、特に違和感なく装着できます。

本体サイズが若干大きく(図2参照)なり、またイヤホンノズルも太く(図3参照)なったのですが、耳に装着しても大きくなった感じはしません

 

ボタン操作面に関しては、「物理ボタン」から「タッチセンサー」に変更された事により、ちょっと使いにくくなりました。

押し方なのか、押す時間なのか、センサーの反応が鈍く、意図した操作が出来ない事が多いです。

これは慣れなのかなと思うのですが、物理ボタンの方が押している感覚が有るので、私は物理ボタンの方が良いかなと思いました。

図1.背面から比較(左:FALCON PRO 右:FALCON 2)

図1.横から比較(左:FALCON PRO 右:FALCON 2)

図1.背面比較(左:FALCON PRO 右:FALCON 2)

2.2.音質面の比較

実際聴き比べて分かった事としては、下記の通り。

FALCON PROFALCON 2
低音>低音
高音高音
音場音場

低音部分に関しては、「FALCON PRO」の方に軍配有り。

圧倒的に迫力ある豊かな低音が出ています。

これは、新しく採用された「T.L.T. Driver」が効いているのではと感じました。

ずっと言っているのですが、私は低音部分が強調される音質が好きなので、「FALCON PRO」で低音部分が改良されたのはGoodポイントです。

 

高音部分に関しても、「FALCON PRO」の方に軍配が有ります。

シャリシャリ感は有るのですが、とにかく高音が奇麗に出ています。

試聴で聴いた楽曲で「ウィンドチャイム」という楽器の音が入っていたのですが、このキラキラ音がとても奇麗で、鳥肌が立ちました(笑)

ギター、シンバルなどの音もこれでもか!と言う位に音を聴かせてくれます。

 

音場に関しても、「FALCON PRO」の方に軍配が有ります。

音のスケールが一段広くなった感じで、ライブ音源など広くなった事でボーカル・楽器などがゴチャゴチャせず、奥行が有り、まるでライブ会場で音楽を聴いているような感覚を味わえます。

高音部分や音場が「FALCON 2」に比べて良くなったのは、「BAドライバー × 2」の構成が功を奏しているのではと感じます。

 

音質面で1点気になったのが、「Noble FALCON PRO」は「ドンシャリ」傾向が強いと言う事。

「ドンシャリ」が苦手な方は「Noble FALCON 2」の方が聴き疲れが無く音楽が聴けると思うので、良いかと思います。

2.3.音量面の比較

これは、「Noble FALCON PRO」の方に軍配が上がります。

「Noble FALCON」と比較した際にも記載したのですが、「Noble FALCON 2」の方が抑え目な音量です。。。(控えめにした理由が分からず。。。)

「Noble FALCON PRO」では「Noble FALCON」と同等になったので、これは良かった改善点ですね。

2.4.ホワイトノイズ

これは「Noble FALCON 2」と同じで、ホワイトノイズ結構大きめです。

静かな曲や、曲間の音が無い所では結構気になりますね。。。

後、曲を停止したり、曲が始まる前に「ピー」というノイズが入るのも「Noble FALCON 2」と同様でした。

こういったノイズは「Noble FALCON」では気にならなかったので、チップセット(Qualcomm QCC3040)の影響なのでしょうか。。。

これらノイズはエージングが進めば収まってくるのでしょうかね。。。収まって欲しいです(涙)

3.使ってみて分かった事(その2.FALCON PROの機能について)

3.1.RESETボタンの恩恵

「Noble FALCON PRO」には、イヤホン収納ケースに「RESET」ボタンが付きました。

これは、接続不良や動作不良といった「Noble FALCON PRO」に何か問題が発生した時に簡単に初期設定に戻してくれるボタンになります。

私も購入後に一度、「Galaxy S9+」とペアリングがうまく出来ない症状が出たので、早速試してみたところ、すんなりと接続が出来ました。

使う機会は少ないかとは思いますが、問題が発生した時にあれこれ考えて、使えるまでに結構時間がかかる事もしばしば。

そういう場合はこのRESETボタンを押下。

たった5秒で、問題が解決する可能性を秘めた中々使える機能かもしれません。

4.最後に

今日は「Noble FALCON PRO」を実際に使って見て分かった事をまとめてみました。

全体的に、音質の向上が見られ、かなり満足する製品になっていると感じました。

ただ、「ドンシャリ傾向が強い」のと「価格がNoble FALCON 2の約2倍」という面から、すべての人にお勧めすると言う事が出来ない感じはします。

なので、

これから、「Noble FALCON」シリーズを買おうと考えられている方は ⇒「Noble FALCON 2」

・既に「Noble FALCON」シリーズをお持ちでより高音質を望まれる方は ⇒「Noble FALCON PRO」

上記の選び方ベターかなと思います。

是非一度、視聴をして頂ければと思います。

※もしかしたら、音質で「Noble FALCON PRO」を選んでしまうかもしれません。。。(笑)

 

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