今週末、中国市場において発売が予定されている HiBy R8 に関して、待ち遠しい人も大勢(多分)いらっしゃるのではないかと思います。
今回は価格帯も同じような Astell&Kern の元フラグシップモデル A&ultima SP1000 と仕様面で比較し、どの面で異なっているのかを見ていこうと思います。
製品詳細は以下URLをご確認下さい。
https://www.iriver.jp/products/product_151.php
1.仕様面での比較
いつものように、表にまとめてみます。
仕様 | HiBy R8 ステンレスモデル | A&ultima SP1000 SS |
---|---|---|
ディスプレイ | 5.5inch フルHD 1080P ISPディスプレイ | 5.0inch HD |
CPU | Snapdragon 660 | – |
ネットワーク | 4G + Wi-Fi | Wi-Fi |
OS | Android 9.0 | – |
RAM | 6G | – |
内部ストレージ | 128GB | 256GB |
SDカード | 最大2TB | 最大400GB |
バッテリー | 10,000mAh | 3,700mAh |
DAC | AK4497デュアル | AK4497EQデュアル |
PCM | 最大768kHz/32bit | 384kHz/32bit |
DSD | 512 | 256 |
ヘッドホン 出力 | ステレオミニ:3.5mm バランス:4.4mm | アンバランス:3.5mm バランス:2.5mm |
重量 | 520g | 386.6g |
価格 | 15,988人民元 (242,656円 6/2現在) | 269,980円 (フジヤエービック 6/2現在) |
2.比較した結果について
A&ultima SP1000 SSは発売時期が2017年7月と3年前の機種とは思えない、現在でも十分通用できる性能である事が比較してわかりました。
大きく違う点としては、A&ultima SP1000 はアンドロイドDAPでは無い所。
カスタマイズの面で見ると、独自OS DAPはAndroid DAPに劣る所はありますが、メーカーが音楽に特化したOSを作ることで、UIのもっさり感を無くしサクサク動く端末であったり、より音質に特化する端末を作る事が出来るため、メーカーの音楽の方向性に沿った端末作りが可能になるのが利点です。
ただ、カスタマイズができないのなら、音楽ストリーミングサービスのアプリが入れれないのでは??と思いますが、なんと A&ultima SP1000 は「Amazon Music」や「Spotify」といったストリーミングアプリをインストールする事が可能です。
※ただし、Google PlayみたくDAP上でダウンロードインストールはできないのとインストールできるアプリが限られている所が残念かなと思います。
詳しくは以下を参照ください。
https://www.iriver.jp/support/faq_974.php
後は、HiBy R8はバッテリー容量が非常に大きい事がわかりますね。
A&ultima SP1000の約2.7倍もあります。
バッテリー容量が大きくなる事で、連続再生時間も増える事が考えられます。
しかし、想像以上にバッテリーを消費するため搭載するバッテリーの容量も増やしたと言う事も考えられる為、あまり楽観視はできない所です。
もし、消費電力が増えたことによるバッテリー増量ならば、単に重くなっただけになるので。。。(苦笑)
3.最後に
今日は、HiBy R8とA&ultima SP1000に関して比較してみました。
比較してみて分かったのが、A&ultima SP1000の性能の高さ。
2017年当時でこの性能だと確かにフラグシップ機の名に恥じない名機だなと感じた次第です。
DAPって、仕様や説明を見る事で、メーカーの意思というか、本当にいい音楽をユーザーに聞いてもらいたいと感じる内容になっているので、見てるだけでもわくわくします。
そして、店頭で聞いて、その良さを知りDAPの沼にハマっていくのだと改めて感じました(笑)
皆様も、よき音楽ライフをお過ごしください。