Shanlingが新フラグシップDAP「M9 -AKM Edition-」を発売!その性能は?【M8との比較有り】

皆様こんにちは、Takaです。

「Shanling」から新たな製品が2022年1月14日に発売になります。

それが、

「M9 -AKM Edition-」

MUSIN M9 AKM Edition 紹介ページより引用

です。

「Shanling」は中国深センに本社を置くメーカー。

私は「MW200」という「ネックバンド型のBluetoothアダプタ」のユーザーで、出来の良さに非常に信頼を置いているメーカーです。

そんな「Shanling」から、フラグシップモデルDAPの位置づけとなる「M9 -AKM Edition-」が発売される事になり、非常に興味がわいております。

今回はそんな「M9 -AKM Edition-」に関して、以下の内容

1.「M9 -AKM Edition-」その性能は?

2.「M9 -AKM Edition-」注目すべき点。

について記事をまとめ皆様に情報を展開していきたいと思います。

今回の記事は、日本代理店「MUJIN」様の商品紹介サイトと高品質のオーディオ機器が何でも揃うショッピングサイト「HiFiGO」から得た情報を元にまとめております。

では、ご覧ください!

「M9 -AKM Edition-」その性能は?

性能面に関して、同社製品「M8」と比較してみましょう。

Shanling M9 -AKM Edition-
Shanling M8
製品仕様
サイズ152mm × 82mm × 22mm138mm × 80mm × 20mm
重量409g342g
ディスプレイ6インチ(2160 × 1080)5インチ(1920 × 1080)
OSAndroid 10Android 7.1
SoCSnapdragon 665Snapdragon 430
RAM8GB4GB
内蔵ストレージ256GB64GB
拡張スロットMicro SD × 1(最大2TB)Micro SD × 1(最大2TB)
DACAKM AK4499EQ × 2AKM AK4499EQ × 2
Wi-Fi2.4GHz / 5GHz2.4GHz / 5GHz
Bluetooth5.05.0
対応コーデックLDAC / SBC (送受信)
LHDC / aptX HD / aptX (送信のみ)
LDAC / LHDC / aptX HD / aptX / SBC (送受信)
aptX LL / AAC (受信のみ)
バッテリー容量8350mAh7000mAh
連続再生時間シングルエンド:18時間
バランス:10時間
シングルエンド:14時間
バランス:9時間
PCM768 kHz / 32bit768 kHz / 32bit
DSD22.4MHz22.4MHz
MQAデコードx16 展開
ゲイン設定3段階 (Low / Mid / High)3段階 (Low / High / Turbo)
出力ヘッドホンモジュール交換システム対応
シングルエンド:3.5mm
バランス:2.5mm / 3.5mmPro / 4.4mm
ヘッドホンモジュール交換システム対応
シングルエンド:3.5mm
バランス:2.5mm / 3.5mmPro / 4.4mm
音声仕様
シングルエンド出力
出力レベルLow Gain:23mW @32Ω
Mid Gain:60mW @32Ω
High Gain:235mW @32Ω
Headphone Mode:460mW @32Ω
Low Gain:18mW @32Ω
High Gain:48mW @32Ω
Turbo Gain:260mW @32Ω
周波数特性20Hz ~ 40kHz(-0.2dB)20Hz ~ 40kHz(0.5dB)
S/N比122dB @32Ω121dB
バランス出力
出力レベルLow Gain:90mW @32Ω
Mid Gain:230mW @32Ω
High Gain:460mW @32Ω
Headphone Mode:920mW @32Ω
Low Gain:71mW @ 32Ω
High Gain:184mW @ 32Ω
Turbo Gain:840mW @ 32Ω
周波数特性20Hz ~ 40kHz(-0.2dB)20Hz ~ 40kHz(0.5dB)
S/N比122dB @32Ω121dB
価格¥349,800(税込)¥179,300(税込)

※上記、日本代理店「MUSIN」様の仕様情報より引用しています。(M9 -AKM Edition-はこちら)(M8はこちら

変更点を、赤太文字にして表しています。

「M9 -AKM Edition-」注目すべき点。

ハードスペックが全体的に底上げされている

「M9 -AKM Edition-」は「M8」と比べハードスペックが全体的に底上げされています

MUSIN M9 AKM Edition 紹介ページより引用

MUSIN M8 紹介ページより引用

特に、処理能力の肝となる「SoC」と「RAM」が下記の様に大幅にバージョンアップ

Soc :「Snapdragon 430」⇒「Snapdragon 665」

RAM :「4GB」⇒「8GB」

そして「OS」も下記の様にバージョンアップ。

OS:「Android 7.1」⇒「Android 10」

これらバージョンアップにより、サクサク動く快適な操作性を持ったDAPに仕上がっている事が考えられます。

また、内蔵ストレージも下記の様に大幅に増加。

内蔵ストレージ:「64GB」⇒「256GB」
内蔵ストレージが「256GB」もあれば、microSDカードを買わなくてもこれだけで運用できる方も大勢いらっしゃるのではないかと思います。

後は、バッテリー容量の増加もGoodポイント。

バッテリー容量:「7000mAh」⇒「8350mAh」
バッテリー容量が増える事で再生時間の増加が期待できます。
再生時間が増加する事で充電する回数も減るので、「充電するの面倒くさい」という面倒くさがり屋さんや「あーーー充電するのを忘れてた!!」といううっかり屋さんに非常にメリットのある改善ポイント。
ですが、実際は
シングルエンド:「14時間」⇒「18時間」※4時間延長
バランス:「9時間」⇒「10時間」※1時間延長
と余り再生時間は増加されていません。。。
この要因として考えられるのが、「M9 -AKM Edition-」に搭載されているAMPがより高出力になった事が考えられます。
「長時間駆動」と「良い音で聴く」。どちらも電気は必要になるのでこの再生時間の延長は妥当なのかもしれません。

音声仕様の改善に伴いより安定した音を聴く事が可能になっている

「シングルエンド」「バランス」とも全体的に出力レベルが向上しています。

特に最大出力が

シングルエンド:「260mW @32Ω」⇒「460mW @32Ω」

バランス:「840mW @ 32Ω」⇒「920mW @32Ω」

と大幅に向上しているので、より安定した音を聴く事が可能になりそうです。

この出力レベルに関してもう少し詳しい情報が欲しいと思い日本代理店「MUSIN」様の商品紹介ページを確認しましたがあまり有用な情報が得られなかった為、「HiFiGo」の商品紹介ページを確認。

すると下記記載が有りました。

HiFiGo M9 商品紹介ページより引用

To provide even more power for the most demanding full-size headphones, M9 utilizes a new system with a hardware gain adjustment, offering up to 460mW @ 32Ω in single-ended and 920mW @ 32Ω in balanced output.
(日本語訳:最も要求の厳しいフルサイズのヘッドホンにさらに多くの電力を供給するために、M9はハードウェアゲイン調整を備えた新しいシステムを利用し、シングルエンドで最大460mW @32Ω、バランス出力で最大920mW @32Ωを提供します。)

HiFiGo M9 商品紹介ページより引用

この内容では、ゲイン調整する事で「シングルエンドで最大460mW @32Ω」「バランス出力で最大920mW @32Ω」の出力を可能にするとなっております。

日本代理店「MUSIN」様の製品紹介ページの仕様では出力レベルMAXにするには「ヘッドホンモード」にする事で最大出力を得られると記載されているのですが、その「ヘッドホンモード」の記載がどこにもありません。

これはいったいどんなモードなのか?

非常に気になったので「HiFiGo M9 商品紹介ページ」を確認すると、下記記載が有りました。

HiFiGo M9 商品紹介ページより引用

上記には「Separate Setting」に「Turbo Mode」というものが有り、「Unleashing maximum power of M9」(M9のMAXパワーを解き放つ)と記載がある事から、これが日本代理店「MUSIN」様の製品紹介ページの仕様にある「ヘッドホンモード」に当たるのだと認識できました。

ゲイン設定とは別に、上記の画像の様に「ヘッドフォンアイコン」を有効にする事で「M9 -AKM Edition-」の最大出力を得られるようになる感じの様です。

でもなぜ、日本代理店「MUSIN」様の製品紹介ページにはこの記載が無いのでしょうか。。。気になりますね。

販売価格が攻め過ぎている

今回の一番気になったのが、販売価格が非常に攻め過ぎているのではという所です。

販売価格:「M8 ¥179,300(税込)」⇒「M9 -AKM Edition- ¥349,800(税込)」

なんと、M8と比べ約倍以上の価格設定になっています。

ビックリですね。。。

確かにハード性能はM8と比べ向上はしているのですが、ちょっと高すぎなような気が。。。

もう手に入らない「AKM AK4499EQ」をデュアルで搭載している事が、プレミアム価値を生み出しこの値段設定になっているのでしょうか。。。

今後搭載するDACチップを変更した別モデルの M9が発売される予定も有ると言う事で、こちらを待つのも一つの手かもしれませんね。

まとめ:「M9 -AKM Edition-」の購入は少し考えた方が良いかも

今回は、2022年1月14日に日本で発売予定の「M9 -AKM Edition-」に関して記事にしてみました。

「M8」と比べ、ハード性能は向上しているものの値段は倍以上と言う事で、音質を聴かずに即購入は非常にリスキーだと思います。

今後DACチップを変更した別モデルの M9が発売される予定も有り、もし待てるのであれば待った方が良い可能性が大いにあります。

別モデルの価格は30万円越えにはならないでしょうしね。。。

ただ、数量限定でお取り扱いが「MUSIN通販サイト」と「フジヤエービック」のみの限定取り扱いと言う事で、出る数かかなり限られそう。。。

もし欲しいという方は、すぐに予約に動いた方がよさそうです。

すでに「M9 -AKM Edition-」を視聴したよという方がいらっしゃいましたら、コメント頂ければ幸いです。

それでは、失礼します。

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