HiByが 「R6 Pro II」を発売!その性能は?【HiBy R6 Pro との比較有り】

皆様こんにちは、Taka(@Taka31599979)です。

HiBy から新たなDAPが発表されました!!

それは、

「HiBy R6 Pro II」「HiBy R6 Pro II」商品紹介ページより引用

です。

HiByのブログで情報がアップされてからHiByのTwitterこまめに情報がアップされ、その度に気になっていた「HiBy R6 Pro II」。

HiByのストアに、詳しい仕様などがアップされたので、今回は「HiBy R6 Pro II」に関して、以下の内容

1.「HiBy R6 Pro II」その性能は?

2.「HiBy R6 Pro II」注目すべき点

3.「HiBy R6 Pro II」気になる点

について記事をまとめ皆様に情報を展開していきたいと思います。

今回の記事は、メーカーであるHiBy の「R6 Pro II」商品ページから得た情報を元にまとめております。

では、ご覧ください!

「HiBy R6 Pro II」その性能は?

性能面に関して「HiBy R6 Pro」と比較してみましょう。

HiBy R6 Pro II
HiBy R6 Pro
製品仕様
ディスプレイ5.9 インチ(2016×1080)ISP4.2インチ(1280×720)IPS
SoCQualcomm Snapdragon 665(8コア)Qualcomm Snapdragon 425(4コア)
RAM4GB3GB
内部ストレージ64GB32GB
Wi-Fi2.4GHz /5GHz2.4GHz /5GHz
BluetoothVer 5.0Ver 4.0
Bluetooth送信UAT / LDAC / AptX / AptX HD / AAC / SBCUAT / UAT TWS / LDAC / AptX / AptX HD / AAC / SBC
USBType-C(USB3.1)Type C(USB2.0)
OSAndroid 12Android 8.1
SDカードmicroSDカード対応(最大2TB)microSDカード対応(最大512GB)
バッテリー5,000mAh4,000mAh
再生時間クラスABアンプモード
シングルエンド:約8時間
バランス:約7時間
クラスAアンプモード
シングルエンド:約6時間
バランス:約5時間
シングルエンド:約12時間
バランス:約8時間
DACAK4191EQ + AK4499EX × 2ESS9028Q2M × 2
PCM1536kHz /32bit384kHz /32bit
DSDDSD1024DSD256
MQAx16
ヘッドホンアウトシングルエンド:3.5mm
バランス:2.5mm /4.4mm
シングルエンド:3.5mm
バランス:4.4mm
カラーBlack / PurpleSS / SS Purple / AL Black /AL Gray
本体材質アルミニウム & 強化ガラスステンレススチール / アルミニウム
サイズ(H × W × D)147.45 × 75.2 × 15.0(mm)119.8 × 66.96 × 15.7(mm)
重量285gステンレススチール:285g
アルミ:215g
価格$749(HiByオンラインストア)¥97,092(税込)
音声仕様
シングルエンド出力
HiBy R6 Pro II クラスABアンプモードHiBy R6 Pro II クラスAアンプモードHiBy R6 Pro
アウトプットパワー125mW125mW245mW
全高調波歪み + ノイズ0.0015%0.0009%0%
ノイズフロア2.7μV2.7μV3.8μV
クロストーク70dB70dB68dB
SNR117dB117dB118dB
DNR118dB118dB
周波数応答20Hz – 90kHz20Hz – 90kHz20Hz – 90kHz
バランス出力
HiBy R6 Pro II クラスABアンプモードHiBy R6 Pro II クラスAアンプモードHiBy R6 Pro
アウトプットパワー383mW383mW750mW
全高調波歪み + ノイズ0.0015%0.0009%0%
ノイズフロア3.7μV3.7μV5μV
クロストーク98dB98dB97dB
SNR119dB119dB120dB
DNR119dB119dB
周波数応答20Hz – 90kHz20Hz – 90kHz20Hz – 90kHz

比較形式で見ると、全体的に性能がアップしている事がわかります。

※HiBy R6 Proが古すぎるというのも有りますが。。。

次の章では、変更点の中でも特に注目すべき点をまとめて行こうと思います。

HiBy R6 Pro II」注目すべき点

デジタルセクション・アナログセクションを分離したDAC構成である

注目すべき点一つ目。

それは「デジタルセクション・アナログセクションを分離したDAC構成である」という点です。

「HiBy R6 Pro II」商品紹介ページより引用

このDAC構成、DAPでは余り見ない構成ですよね。

このような構成にする事でどんなメリットが有るのか、色々調べて見た所、下記の事が分かりました。

●デジタルデータを処理する部分を分ける事でデジタルノイズがアナログ信号へ与える影響を最小限に抑制し聴感上のSN感を進化させることが可能
●デジタルデータの処理を行う部分を専用のDACにする事で処理能力を向上させることが可能
一つのチップ内で行っていた処理を、得意な分野のDACに分ける事で、さらなる高音質化を目指す構成になっているという事。
これは、ユーザーにとっては非常に嬉しいポイントですね。
そして、AK4191が持つ
PCM:1536kHz/32bit
DSD:1024
という非常に高い入力性能。
今後このレベルの音源が出てきた場合でも対応可能になっている部分に置いて、長く製品を使う事が可能になっている点も見逃せません。

「HiBy R6 Pro II」商品紹介ページより引用

こういった高いレベルでの入力にも対応できるのは、今回の「デジタルセクション・アナログセクションを分離したDAC構成」の賜物でしょう。

ディスプレイ性能が大幅に向上している

注目すべき点一つ目。

それは「ディスプレイ性能が大幅に向上している」という点です。

「HiBy R6 Pro II」商品紹介ページより引用

画面:4.2インチ(1280×720)IPS ⇒ 5.9 インチ(2016×1080)ISP
画面サイズが一回り以上大きくなり、解像度も大幅に向上している事が分かります。
画面が大きいと、一度に表示できる情報も増え、ユーザーにとっては視認性の向上し操作性の向上するのでかなり使いやすい製品になるのではと感じます。
音楽再生時のアートワークも非常に綺麗に表示されるでしょうし、YouTubeなどのストリーミング再生時の映像も大画面で美しく表示される。
マルチメディアに対応したDAPの場合は、大画面化&高解像度化は非常に嬉しいポイントです。

Android OSがVer12に更新

注目点の一つ目。

それは「Android OSがVer12に更新」された点です。


「HiBy R6 Pro II」商品紹介ページより引用

HiBy R6 Pro」ではVer8.1だったので一気に刷新。

Android DAPでは、最近発売された「SONY NW-A300シリーズ」や「SONY NW-ZX707」など一部のDAPに限られているので、この点も嬉しいポイントですね。

また、新しいAndroid OSになる事によって、操作性が改善されより快適に操作が可能に。

サクサク快適に操作が可能なDAPになるのではないかと期待をしています。

Class A/AB アンプモード搭載

注目点の二つ目。

それは「Class A/AB アンプモード搭載」という点です。

「HiBy R6 Pro II」商品紹介ページより引用

これは非常に嬉しいポイントです。

以前「HiBy R5 Gen 2」で実際に「Class A アンプモード」の音質を実感したのですが、

また「HiBy R5 Gen2」の魅力を高める要因として存在する、今回HiByとして初搭載となる「Class A アンプモード」。

設定からOn/Offを切り替えることが出来るのですが、Onにすると「あ、変わった」と感じる事ができる機能になっております。

実際にOnにして感じたのが、

●音の厚みが増し、特にボーカルの音が非常に聞こえやすくなった。

●全体的に柔らかく暖かみがある音質に変わった。

の2点。

「Class A アンプモード」機能Offでは「硬く冷たさを感じる音」なのですが、Onにすることで硬さが取れ(角が取れた感じといえばよいでしょうか)、音全体が暖められた感じで、すごくゆったりと音楽を聴けるようになりました。

これはなかなか面白い機能だと感じた次第です。

GWの音フェス ヨドバシカメラ梅田で開催!【視聴した結果の説明有り】のHiByブースの視聴結果より

上記にもあるように、明らかに音に変化が生まれ音質向上が見られました

「HiBy R6 Pro II」は、上でも述べたよう「デジタルセクション・アナログセクションを分離したDAC構成」で視聴上のSN感の向上というポイントも有ります。

「Class A/AB アンプモード」「デジアナ分離のDAC構成」で、ノイズレスで聴きやすい音質になっているのではと思うと、ユーザーとしては非常にワクワクするポイントの一つになりますね。

HiBy R6 Pro II」気になる点

連続再生時間が大幅に減少している

気になる点一つ目。

それは「バッテリーの再生時間が大幅に減少している」という点です。

今回、バッテリ容量は5,000mAhと、「HiBy R6 Pro」と比べ「1,000mAh」増量したにも関わらず、

シングルエンド:約12時間 ⇒ 約8時間(Class ABアンプモード)
約6時間(Class Aアンプモード)

バランス:約8時間 ⇒ 約6時間(Class ABアンプモード)
約5時間(Class Aアンプモード)

大幅に再生時間短くなっております。

バッテリーの増量やAndroid OSがバージョンアップされた事により、再生時間が向上すると思いましたが、「デジアナ分離のDAC構成」「画面のサイズ&解像度の向上」など様々な所の影響が響いてそうですね・・・

この部分は、普段外出先に持ち出して使う場合に非常に気なる点の一つになります。

出力が落ちている

気になる点二つ目。

それは「出力が落ちている」という点です。

シングルエンド:245mW ⇒ 125mW

バランス:750mW ⇒ 383mW

仕様を見て頂いても分かる通り、大幅に出力が落ちている事が分かります。

シングル・バランス共に、半減している感じ。

この部分に関しては、実際に普段使っているイヤホンで聴いてみて問題が無ければあまり影響はしないかとは思うのですが、気になるポイントの一つです。

最後に

今回は「HiBy R6 Pro II」に関して記事にまとめてみました。

「HiBy R6 Pro II」商品紹介ページより引用

HiBy R6 Pro」と比べ大幅に性能が向上し、特に音質を向上させるためのハード面の向上が顕著にみられます。

●「AK4191EQ + AK4499EX × 2」のDAC構成
●「Class A/AB アンプモード」搭載

といった、より音質向上を追求したハードを搭載する事で、他の製品には無い新たな「R6 Proシリーズ」として生まれ変わっているのが非常にユーザーにとっては興味を惹かれる部分になっているのではないでしょうか。

しかし

●連続再生時間の大幅減少
●出力が大幅ダウン

と、「HiBy R6 Pro」を利用している方が乗り換えを検討するにはちょっと。。。と思われるポイントが有るのは残念。

出力部分に関しては、日本でも実機が見られるようになったら、確認したいポイントですね。

日本での発売が待ち遠しい一品。

詳しい情報が出てきたら展開するようにいたします!

以上、Taka(@Taka31599979)でした。

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