【News】車内で最高の音楽環境を! Alpine F#1 Status(アルパイン エフナンバーワン ステータス)を発表

良く音楽を聴かれる方で車に乗られる方は、カーオーディオにこだわっている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

私もその一人で、少しでも音を良くしたいと、ヘッドユニットを良い物にしたり、スピーカーを変えたり、サブウーファーを付けたりとお金を掛けたりしておりますが、唯一出来ていないのが

「ハイレゾ再生環境」

ハイレゾの音源も、ひと昔前に比べるとだいぶ増えてきましたし、車の中でもハイレゾの音楽を聴きたいという欲望も非常に有ります。

そんな中、アルパインから中々興味深い製品が発表されました。

それが、384kHz/32bitのフルスペックハイレゾを再生できるシステム

「Alpine F#1 Status(アルパイン エフナンバーワン ステータス)」

※アルパイン「Alpine F#1 Status」製品紹介ページより引用

です。

車好きの方は、アルパインという社名は良くご存知だと思いますが、そんな老舗のメーカーより出されたこの製品。

中々ものすごいモノになっておりましたので、今回記事にしてみました。

ご興味を持たれた方は一読頂ければ幸いです。

Alpine F#1 Status の凄い所

カーオーディオ初 フルスペックハイレゾ384kHz/32bitに対応

なんちゃってハイレゾではオーディオマニアは満足しない。

そういった販売店のお声を元に、最高の音作りを目指して開発された当機。

車という非常に難しい環境で、どのようにしたら最高の音を出せる様になるのか。

試行錯誤の中開発されたのが、クルマの中でハイレゾ音源のポテンシャルを最大限に引き出す3つのシンクロ。

そのシンクロが下記となります。

「音楽信号データの伝送の時間軸をシンクロ」

音楽信号データの伝送の時間軸をシンクロする「マスタークロック・マネージメントシステム」

従来、デジタル処理を行う製品毎にそれぞれ別々のクロック(タイミング)でデジタル信号を処理することになるのですが、データを伝送する際これが原因で「ジッター」と呼ばれるわずかな信号のズレが生じてしまいます。
このわずかな信号のズレ(ジッター歪み)の発生が、音楽のリアルな臨場感を失わせる原因になっていました。
現時点でハイレゾ最高SPECである「384kHz/32bit」を再生するにあたっては、わずかなジッターの影響はさらに見逃せない要素となって参ります。
そこで、AlpineF#1Statusには、オーディオ・プロセッサーに世界最高精度で発振させたクロックを「マスタークロック」としてヘッドユニットに送り、完全に信号処理を同期させる「マスタークロック・マネージメントシステム」を開発し、搭載しました。
ひとつのクロックで完全にデジタル信号をシンクロさせるため、ジッターの発生を限りなく回避することに成功しています。

世界最高レベルの精度を実現した水晶発振器「OCXO DuCULoN®」を採用
マスター・クロックを発振する水晶発振器に、ハイレゾ・オーディオ用の「OCXO DuCULoN®」を採用しました。現在、考えられる最高峰の高精度クロック発振デバイスです。
水晶は温度変化に弱く、精度への影響を免れることは出来ません。
この課題に対し、発振器自体を断熱性能を高めた専用ケースに格納するという車載初の温度補償機能を備えました。
電源投入後、内部温度を調節し、クロック精度が安定する温度に達するとインジケーターが点灯し、その後は温度が一定に保たれます。
製品内部において専用スペースを設けノイズや温度の影響を受けにくい構造としております。これらクロック精度を安定化させるメカニズムにより、一般的なデジタル製品に搭載されている水晶の500倍の精度で安定させるのです。

「音の到達タイミングをシンクロ」

車内環境にサウンドを最適化する、最高峰DSP「Griffin UL」を4基搭載
すべての音の到達時間をシンクロ

ハイスペックなハイレゾ音源では、各スピーカーから出る音の正確なチューニング精度も、従来よりシビアに突き詰めていかなくてはなりません。
クルマの中の場合、各スピーカーユニットからリスナーまでの距離のズレは音が耳に届くまでの到達タイミングを狂わせ「歪み」の原因となり原音とは異なる音になってしまいます。
このように、車内空間では、正確な位相、立体的なステレオ感、また低域から高域までの音のバランスを原音に忠実にするには車内環境に合わせた高精度なサウンド・チューニングが必要です。
このためAlpineF#1Statusでは正確なサウンドチューニングを実現するために64bit浮動小数点演算を最大1GHzのクロックで処理する業界最高峰のDSPを4基採用し、 ハイレゾ「384kHz/32bit」信号の情報を欠落させることなく、オーディオ信号処理が可能。
これにより各スピーカーから出る音のタイミングのズレ補正を世界最小約0.9mm(気温20℃時)としました。

「4-Wayスピーカーの音色をシンクロ」

すべての帯域の音色をシンクロする「音色の統一を追求し、チューニング幅を広げた4-Wayシステム」

従来、スピーカー・ユニットは各再生帯域のユニットごとに、最適な素材と構造を採り入れてきました。
しかし、この方法では各ユニットの特性が異なるため、ユニットごとの音色に微細な違いが生じていました。
それに対してAlpineF#1Statusでは、素材と構造を統一することで各ユニットの音色を美しくそろえることに挑戦しました。
そして数えきれない試行錯誤を繰り返し、たどり着いた回答が軽さと硬さを兼ね備えた炭素繊維強化樹脂「CFRP」の採用です。
これは、同じ質量でスチールの5~6倍、アルミの3~4倍の強度を持つ素材で、航空用途や業務用ビデオカメラのボディなどに使われています。
民生用としてはたいへん高価ですが音色を統一する素材として理想的なものと判断し、今回全ユニットに採用しました。
軽量なので応答性に優れ、剛性が高いので歪みを大幅に軽減する高い性能を備えており、ハイスペックなハイレゾ音源の再生にはまさに最適なものと考えております。

様々な技術と様々なパーツを組み合わせて、徹底的に車内高音質化を図るモノづくり。

こういったモノづくりの精神を持つメーカー嫌いではありません(笑)

実際に「Alpine F#1 Status」システムを搭載したコンプリートカーに乗って音を聴いて見たいと改めて感じました。

Astell&Kern製のDAPをAlpine F#1 Statusシステムにドッキング可能

Alpine F#1 StatusはDAPを装着できるドックが備わっています。

DAPをドッキングした図は下記の様な感じ。

※AVwatchより引用

そのDAPは、Astell&Kernとのコラボレーションで誕生した「DAP-7909」というもの。

※アルパイン「Alpine F#1 Status」製品紹介ページより引用

ベースモデルは「A&ultima SP1000M」で、筐体にアルパインの文字が入っている以外は仕様的には全く一緒と言う事です。

「A&ultima SP1000M」と言えば、20万円を超えるAstell&Kernでも上位に来る高級機。

音質の評価も高いので、Alpine F#1 Statusのシステムにドッキングして最高の音を最高の環境で聴く事が出来る様になるのは、車好きの方にとってもDAP好きの方にとっても嬉しい事だと思います。

ちなみに、「DAP-7909」は普段使いでも利用が可能なのがポイントです。

お値段も凄い

さて、気になるお値段ですが。。。

記事を読んでみたところ、

システムのみの価格:250万円

車へのインストール価格(デッドニングを含む):150万円

と言う事です。

普通車なら余裕で1台買える値段ですね(泣)

また、Alpine F#1 Status システムをフルコンプリートしたアルファードの価格が、車体込みで1200万円と言う事で、もう庶民には手が出ない価格になってます。。。

本当にオーディオって沼にハマると青天井で怖いですね。

最後に

今日は、アルパインから発表された「Alpine F#1 Status(アルパイン エフナンバーワン ステータス)」に関しまして記事に致しました。

車という環境は、スペースや車内温度、走行音などの問題で良い音を届けるためにはそれ相応の技術が必要になって来ます。

長年、カーオディオを作ってユーザーを満足させてきたアルパインが、如何に良い音を届けるかを掲げて本気で開発した「Alpine F#1 Status」。

フルコンプリートカーで音を聴く事が出来たら、一度視聴してみたいですね。

是非展示会(モーターショーやオートサロン)で展示して欲しいものです。

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