iBasso DX220Max のスペックを見る

  • 2020年6月21日
  • 2020年7月20日
  • DAP, News
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またまた、すごいDAPが発売されます。

その名も iBasso DX220Max

この製品、「DAPでここまでするのか!」と思わせるほど、高音質を実現する為に電源周りを強化し、独自の構成でビルドされた機器になっていて、非常に面白いです。

今回は、Web上で展開されている情報と、それを見て感じた事を記事いたします。

※実機も見てきました!今すぐ「色々凄かった! DX220 Max 実機見てきました」も見てみる。

1.仕様面

さて、気になる仕様面ですが、同価格帯のDAPと比較する様な形でまとめて見ました。

比較対象は、以下2機種。

  • HiBy R8 ステンレスモデル
  • A&ultima SP1000 SS
仕様iBasso DX220MaxHiBy R8 ステンレスモデルA&ultima SP1000 SS
ディスプレイ5.0inch フルHD 1080P ISPディスプレイ(Sharp製)5.5inch フルHD 1080P ISPディスプレイ5.0inch HD
CPU8core CPUSnapdragon 660
ネットワークWi-Fi4G + Wi-FiWi-Fi
OSMango OS + Android 8.1 デュアルAndroid 9.0
RAM4GB6GB
内部ストレージ128GB128GB256GB
SDカード最大2TB最大2TB最大400GB
バッテリー

4400mAh
・900mAh × 4 (アナログ・セクション用)

10,000mAh3,700mAh
DACES9028PRO SABRE DAC×2AK4497×2AK4497EQ×2
PCM384kHz/32bit最大768kHz/32bit384kHz/32bit
DSD512256
ヘッドホン 出力ステレオミニ:3.5mm バランス:4.4mmステレオミニ:3.5mm バランス:4.4mmアンバランス:3.5mm バランス:2.5mm
重量700g520g386.6g
価格218,900円 (予約価格、7月4日発売予定)15,988人民元 (242,656円 6/2現在)269,980円 (フジヤエービック 6/2現在)

2.比較した結果について

私がWeb記事などを読んで気になった点が3つありました。

上記の表で赤太文字にしたところになります。

2.1.電源構成が面白い

まず、すごいなぁっと思ったのは、電源システム。

DX 220Maxはアナログ処理とデジタル処理をセクションに分け、それぞれのセクションにそれぞれ違う電源管理システムを使用し、個別に電源供給を行う構成にしています。

また、アナログセクション用に用意された高電圧のバッテリーパック(900mAh×4)を使用し、アンプ回路へ直接電源を供給して安定した電源を流す事で、高音質を保つ構成にしたと言う事。 セクションに分けた事と電源管理を分ける事で、高音質化を実現。

小さなボディに、アナログアンプのシステムが一つ入っていると言う感じでしょうか。

これは素直に凄いなぁと思いました。設計大変だったのではと思われますが、それを実現させた技術者に拍手ですね!

1つ気になったのが、アナログとデジタルのセクションを分け、セクション間の通信にフォトカプラやI2Cを利用するとありましたが、私がモバイル機器のソフトウェア開発を行っていた時の記憶として、セクション間通信って意外とタイミングによる不具合も多い記憶が有るので、こう言う構成にした事による何か問題が起こらないかが不安ではあります。

2.2.デュアルOS

次に気になったのが、DX220Maxは 「Mango OS と Android 8.1 のデュアルOS」 で有ると言う事。

MUSIN社の紹介記事には、下記の記載がありました。

音楽再生に特化しており、Androidはユーザーに利便性をもたらします。より高音質な音楽再生を求めるユーザーにはMango OSを推奨します。DX50から初めて導入されたMangoシステムは、音声のデコードや基礎的なドライバアルゴリズムの最適化といった音質追求のためのデータを蓄積してきました。また、このシステムはLinuxをベースにカスタマイズされたものであり、CPUの動作は音楽再生のために制御されます。Wi-FiやBluetoothの干渉もなく、より深い音楽への没入感をもたらします。 MUSIN社の商品紹介ページからの引用

最初、私は音楽再生時には、音楽再生に特化した「Mango OS」が起動し、それ以外では「Android OS」が起動する様な仕組みなのかなと勝手に思ったのですが、上記の記事を読む限りでは、恐らくですがDX 220Max起動時に立ち上げるOSが選べて、音楽をより高音質で聴きたい場合は「Mango OS」で起動、色々なアプリをインストールして気軽に音楽を楽しみたい場合は「Android OS」で起動するのかな?と思いました。

「Mango OS」は音楽再生のためにCPUが制御され、Wi-FiやBluetoothの干渉もなくなるという事から、オーディオ機器で良く有る「ピュアモード」みたいな感じでの切り分けになっているのかも知れません。

実機を見る事ができたら、このシステムがどうなっているのか見て見たいと思います。

※実機も見てきました!今すぐ「色々凄かった! DX220 Max 実機見てきました」も見てみる。

2.3.重量

これもカタログスペックの数値を見てびっくりしました。

なんと 700g もあります(笑)

「HiBy R8 ステンレススチール」の重量(520g)を見た時も、「重!!」っと言ってしまいましたが、まだそれよりも200gも重いです。

電源回りが強化され重くなるのも分からなくは無いのですが、流石にここまでの重量になると、カバンに入れて持って行くにも、重さを感じる重量になるので、普段使いで持ち運ぶのもためらいそうです。。。

3.最後に

今回は、もうすぐ発売される 「iBasso DX220 Max」 について、自身が思う所を記事にして見ました。

新しい製品は、本当にカタログスペックや紹介ページを見るだけでもワクワクしますね。

この製品、なんと200台限定と言う事で、もし購入を検討されている方は、早めの予約を行っておいた方が良いです。

無くなってしまうと、オークションやフリマなどで、プレミア価格で出品されるかも知れないので。。。

それでは、皆様も良い音楽ライフをお過ごしください!!

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