6月に入り、梅雨なの??と思う程、暑い日々が続いておりますが、その暑さを吹き飛ばすかの如く、SONYからノイズキャンセリング機能搭載の完全ワイヤレスイヤホンの新作が発表されました。
それは、
SONY WF-1000XM4
※SONY 製品サイトより引用
Web上では、リーク画像があげられてイヤホン界隈でも盛り上がっておりましたが、ついにそのベールが剥された感じです。
WF-1000XM3は細長い筐体をしておりましたが、WF-1000XM4は上記写真を見る限りでは丸形で、非常に耳にフィットしやすそうな形をしておりますね。
さてこの製品、WF-1000XM3と比べてどう進化したのか。
今回はそのあたりの情報を記事にまとめて行きたいと思います。
仕様に関して
現在分かっている仕様に関して、まとめておきます。
WF-1000XM4 | |
駆動方式 | 密閉, ダイナミック |
ドライバーユニット | 6 mm |
重さ | 約7.3 g x2 |
充電時間 | 約1.5時間 |
充電方法 | USB充電(ケース使用)、ワイヤレス充電(ケース使用) |
電池持続時間(連続音声再生時間) | 最大8時間(NCオン) / 最大12時間(NCオフ) |
電池持続時間(連続通話時間) | 最大5.5時間(NCオン) / 最大6.0時間(NCオフ) |
Bluetooth | Bluetooth標準規格 Ver.5.2 |
対応Bluetoothプロファイル | A2DP, AVRCP, HFP, HSP |
対応コーデック | SBC, AAC, LDAC |
伝送帯域(A2DP) | 20Hz-20,000Hz(44.1kHz sampling) 20Hz-40,000Hz(LDAC 96kHz sampling 990kbps) |
ノイズキャンセリング | 有り |
防水・防滴性能 | IPX4 |
価格 | ¥33,000(税込)※SONYストアー価格 |
注目ポイント
WF-1000XM3を超える高いノイズキャンセル性能
SONYのWF-1000Xシリーズと言えば、ノイズキャンセル機能搭載の完全ワイヤレスイヤホン。
その中でも、WF-1000XM3は「音質&ノイズキャンセル性能」の両方が良く、製品として非常に完成度の高い物でした。
そんなWF-1000XM3のノイズキャンセル機能を凌駕するのが今回発売となるWF-1000XM4となります。
※SONYのWF-1000XM4の特長ページより引用
上記、ノイズキャンセル性能を示したグラフになりますが、すべての周波数に対してノイズキャンセルの性能が向上。
特に、乗り物から発せられる音のノイズのキャンセル能力が上がっており、通勤や旅行などで乗り物に乗った際に、WF-1000XM4で音楽を聴くとより音楽に没入できる環境が出来そうです。
そのノイズキャンセルの能力を高める為、SONYは様々な技術的な処置をしています。
LDAC コーデックに対応
WF-1000XM4はWF-1000XM3で対応していなかった「LDACコーデック」に対応する形になりました。
※これはやっとというか。。。(苦笑)、LDACはSONYが開発した技術なのにWF-1000XM3は対応していないんですよね。。。コストの問題でしょうか。。。
LDACに対応する事で、下記に示すように従来のコーデックに比べ3倍の伝送量でデータを転送できるようになるので、より高音質で音楽を楽しめるようになります。
※SONYのWF-1000XM4の特長ページより引用
ただしaptXには対応していないので、AndroidスマホでLDAC対応していない場合はSBC・AACでの接続になるので注意が必要です。
しかし、WH-1000XM4が発売された時も思ったのですが、SONYはaptX関係は省きたいんでしょうかね。。。
まぁLDACを開発したメーカーとしては、LDACをメインにしたいという気も分からないでもないのですが、買い替えを考えた時に今までの環境が使えないとなると、買い替えが出来ないので省くなら最初から搭載しないで欲しいなぁっと思ったりもします(苦笑)
※メモリスティックの様の二の舞にならないようにして欲しいかなぁ。。。
360 Reality Audio に対応
WH-1000XM4は、SONYが提唱する空間オーディオ技術「360 Reality Audio」に対応しています。
※SONYのWF-1000XM4の特長ページより引用
以前、WH-1000XM3で360 Reality Audioを試してみたのですが、本当に色々な所から音が聞こえまるで自分がステージの真ん中にいるような感覚を味わう事が出来ました。
私が試したときは、「ザラ・ラーソン 360 Reality Audioライブ」が体験版として聴けたのですが、その時はその1曲で少し物足りない感じはしましたが、今後再生できるコンテンツが増えれば非常に楽しめるものになると思います。
特に、ライブ等の音源は360 Reality Audioの実力を十分発揮する事が出来るものになるので、是非増やしていって欲しい所です。
IPX4相当の防滴対応
何気に嬉しいのが、この「IPX4相当の防滴対応」かなと思います。
※SONYのWF-1000XM4の特長ページより引用
雨が多いこの梅雨時期、防滴に対応していないと雨がイヤホン本体にかかって故障という事も大いに考えられます。
また上記のように、運動やトレーニングで使った場合に、防滴対応していないと自分の汗でイヤホンが故障という事にもなり兼ねません。
今回の防滴対応はWH-1000XM3では対応していなかったから購入を避けたけど、WH-1000XM4では対応しているから購入してみようと考えられれている方の購入を後押しする1手かなと思いますね。
置くだけ充電(Qi)に対応
後、この置くだけ充電(Qi)に対応しているという点も、非常に好感が持てます。
※SONYのWF-1000XM4の特長ページより引用
その名の通り、上記の様な「ワイヤレス充電器」が有れば、その上にイヤホンケースを置くだけで充電が可能になります。
この置くだけ充電、慣れてしまうと非常に便利です。
使用した後、自宅に帰って「ワイヤレス充電器」の上に置いておけば充電してくれるので、充電忘れによるイヤホンが使えないというショックな場面を劇的に減らすことが出来ます。
また、下記の様に「Xperia 1 III(7月上旬に発売予定)」の本体の上に置く事で、Xperia 1 IIIから給電が可能なのおすそ分け充電も対応していると言う事。
※SONYのWF-1000XM4の特長ページより引用
外出中にWH-1000XM4のバッテリーが無くなったという不測の事態をカバーする事が出来るので嬉しいですね。
※ただ、これはどうやらXperia 1 IIIのみ対応の様ですが。。。
最後に
今日は、SONYの「WH-1000XM4」について記事に致しました。
「ノイズキャンセル機能の向上」
「高音質コーデックLDACに対応」
「防滴対応」
「Qi対応」
といった今のニーズを詰め込んだ楽しみな製品となりそうですね。
発売日は2021年6月25日(金)。
6月25日だと緊急事態宣言も恐らく解除されて、発売日は店頭では試聴される方でいっぱいになっているのではないかなと勝手に思っております。
私も、機会を作って視聴しに行きたいなぁと思っておりますので、実際に聞いた後にでもレビュー記事を上げたいと思います。