皆様こんにちは、Taka(@Taka31599979)です。
HiBy から新たなDAPが発売されました!!
それは、
「HiBy R6 Gen 3」
です。
先日、東京中野サンプラザで行われたフジヤエービック主催のポータブルオーディオイベント「冬のヘッドフォン祭mini2023」でイベント初披露になった「HiBy R6 Gen 3」。
Twitterでもツイートされている方が多く、皆さんが注目されているDAPの一つなのではと感じた次第です。
今回はそんな「HiBy R6 Gen 3」に関して、以下の内容
1.「HiBy R6 Gen 3」その性能は?
2.「HiBy R6 Gen 3」注目すべき点
3.「HiBy R6 Gen 3」気になる点
について記事をまとめ皆様に情報を展開していきたいと思います。
今回の記事は、メーカーであるHiBy の「R6 Gen 3」商品ページから得た情報を元にまとめております。
では、ご覧ください!
「HiBy R6 Gen 3」その性能は?
性能面に関して「New HiBy R6」と比較してみましょう。
変更点を赤太文字にして比較してみました。
HiBy R6 Gen 3 | New HiBy R6 | |
---|---|---|
製品仕様 | ||
ディスプレイ | 5.0 インチ(1280×720)ISP | 4.97インチ(1920×1080)ISP |
SoC | Qualcomm Snapdragon 665 | Qualcomm Snapdragon 660 |
RAM | 4GB | 4GB |
内部ストレージ | 64GB | 64GB |
Wi-Fi | 2.4GHz /5GHz | 2.4GHz /5GHz |
Bluetooth | Ver 5.0 | Ver 5.0 |
Bluetooth送信 | UAT / LDAC / AptX / AptX HD / AAC / SBC | UAT / UAT TWS / LDAC / AptX / AptX HD / AAC / SBC |
USB | Type-C(USB3.1) | Type-C(USB3.1) |
OS | Android 12 | Android 9.0 |
SDカード | microSDカード対応(最大2TB) | microSDカード対応(最大2TB) |
バッテリー | 4500mAh | 4500mAh |
再生時間 | クラスABアンプモード シングルエンド:約15時間 バランス:約12時間 クラスAアンプモード シングルエンド:約9時間 バランス:約6時間 | シングルエンド:約10時間 バランス:約8.5時間 |
DAC | ES9038Q2M × 2 | ES9038Q2M × 2 |
PCM | 768kHz /32bit | 768kHz /32bit |
DSD | DSD512 | DSD512 |
MQA | x16 | x16 |
ヘッドホンアウト | シングルエンド:3.5mm バランス:2.5mm /4.4mm | シングルエンド:3.5mm バランス:4.4mm |
カラー | Gunmetal Gray / Black | Silver / Black |
本体材質 | アルミニウム | アルミニウム |
サイズ(H × W × D) | 129.4 × 73.1 × 15.6(mm) | 130.0 × 73.0 × 15.0(mm) |
重量 | 250g | 235g |
価格 | $499(¥66,543) | ¥92,800(ヨドバシカメラ) |
音声仕様 | |||
シングルエンド出力 | |||
R6 Gen 3 クラスAB | R6 Gen 3 クラスAアンプモード | New HiBy R6 | |
アウトプットパワー | 125mW | 125mW | 245mW(32Ω) |
全高調波歪み + ノイズ | 0.0008% | 0.0008% | 0.001%(32Ω) |
ノイズフロア | 2.1μV | 2.1μV | 2.3μV(32Ω) |
クロストーク | 68dB | 68dB | 70dB(32Ω) |
SNR | 119dB | 119dB | 122dB(32Ω) |
DNR | 116dB | 116dB | 118dB(32Ω) |
バランス出力 | |||
R6 Gen 3 クラスAB | R6 Gen 3 クラスAアンプモード | New HiBy R6 | |
アウトプットパワー | 405mW | 405mW | 750mW(32Ω) |
全高調波歪み + ノイズ | 0.0009% | 0.0005% | 0.0009%(32Ω) |
ノイズフロア | 3.5μV | 3.5μV | 3.6μV(32Ω) |
クロストーク | 100dB | 100dB | 97dB(32Ω) |
SNR | 120dB | 120dB | 123dB(32Ω) |
DNR | 117dB | 117dB | 118dB(32Ω) |
比較形式で見ると、結構変わっている事がわかります。
次の章では、変更点の中でも特に注目すべき点をまとめて行こうと思います。
「HiBy R6 Gen 3」注目すべき点
Android OSがVer12に更新
注目点の一つ目。
それは「Android OSがVer12に更新」された点です。
「New HiBy R6」ではVer9だったので一気に刷新。
Android DAPでは、最近発売された「SONY NW-A300シリーズ」や「SONY NW-ZX707」など、ごく限られた一部のDAPに限られているので、非常にレア感は有ります。
また、新しいAndroid OSになる事によって、操作性が改善されより快適に操作が出来るようになったり、一番大きいのはバッテリの持ちが向上する事。
Android 12の紹介ページには、下記の記載が明記されています。
「処理性能を担うCPU動作時間が最大22%削減、システムサーバーにおけるビックコア使用率は最大15%削減」とされており、端末にかかる電力負荷を削減できます。
今回も、バッテリ容量は4500mAhと変更が無いにも関わらず、
シングルエンド:約10時間 ⇒ 約15時間(ABアンプモード)
バランス:約8.5時間 ⇒ 約12時間(ABアンプモード)
と大幅に再生時間が伸びており、Android OSがバージョンアップされた事による恩恵が受けれているのではないでしょうか。
また、確実に操作性も向上していると思うので、実機が店頭で並ぶようになったら是非見てみたいですね。
Class A アンプモード搭載
注目点の二つ目。
それは「Class A アンプモード搭載」という点です。
これは非常に嬉しいポイントです。
以前「HiBy R5 Gen 2」で実際に「Class A アンプモード」の音質を実感したのですが、
また「HiBy R5 Gen2」の魅力を高める要因として存在する、今回HiByとして初搭載となる「Class A アンプモード」。
設定からOn/Offを切り替えることが出来るのですが、Onにすると「あ、変わった」と感じる事ができる機能になっております。
実際にOnにして感じたのが、
●音の厚みが増し、特にボーカルの音が非常に聞こえやすくなった。
●全体的に柔らかく暖かみがある音質に変わった。
の2点。
「Class A アンプモード」機能Offでは「硬く冷たさを感じる音」なのですが、Onにすることで硬さが取れ(角が取れた感じといえばよいでしょうか)、音全体が暖められた感じで、すごくゆったりと音楽を聴けるようになりました。
これはなかなか面白い機能だと感じた次第です。
上記にもあるように、明らかに音に変化が生まれ音質向上が見られました。
長く音楽を聴き続けたい場合は「Class ABアンプモード」、より良い音で音楽を楽しみたい場合は「Class Aアンプモード」と状況や気分によってモードを切り替えが可能。
自分のスタイルによって変更が可能なのはユーザーにとっては非常に嬉しいポイントです。
「HiBy R6 Gen 3」気になる点
画面の解像度がHD(1280 × 720)に下がっている
気になる点一つ目。
それは「画面の解像度がHD(1280 × 720)に下がっている」という点です。
うーん、これは残念としか言いようが有りません。
ここは「New HiBy R6」と同等のFHD(1920 × 1080)にして欲しかったと思ったのは、私だけではないかと。。。
ただ、解像度を下げる事で「価格を抑える事ができる」であったり、「再生時間が長くなる」など利点は有るので、非常に悩ましいポイントでは有るのですが。。。
出力が落ちている
気になる点二つ目。
それは「出力が落ちている」という点です。
シングルエンド:245mW ⇒ 125mW
バランス:750mW ⇒ 405mW
仕様を見て頂いても分かる通り、大幅に出力が落ちている事が分かります。
ただ、「HiBy R6 Gen 3」商品紹介ページに記載されている仕様は、非常に不明点も多い為、この値は今後注意深く見ていく必要がある為、参考程度にしておいて頂ければと。。。
また詳しい情報が展開されましたら、確認して展開するようにいたします!
最後に
今回は「HiBy R6 Gen 3」に関して記事にまとめてみました。
「New HiBy R6」と比べ、
●Android 12搭載で、性能面&バッテリー面も向上している
●いい音で聴きたい場合は「Class A アンプモード」、時間を気にすることなく音楽を聴きたい場合は「Class ABモード」といったモード変更が可能
といった普段使いがより快適になる形での仕様変更が見られます。
しかし
と、「New HiBy R6」を利用している方が乗り換えを検討するにはちょっと。。。と思われるポイントが有るので、非常に難しいDAPになっているのではないでしょうか。
HiByオンラインショップなどでは購入が可能ですが、購入は実物を見られてからの方がいいかなと感じました。
日本での発売がまだ発表されていないので、また詳しい情報が出てきたら展開するようにいたします!
もし、すでに購入されたという方がいらっしゃいましたら、コメント頂ければ幸いです。
以上、Taka(@Taka31599979)でした。