皆様こんにちは、Taka(@Taka31599979)です。
手軽に音質を向上させることが出来る「ドングル型USB DAC」。
その新製品がHiByから発売されます。
それが、
「HiBy FC6」※HiFiGoのHiBy FC6の商品紹介ページより引用
です。
昨年末に発売になった「HiBy RS8」に始まり、最近発表された「HiBy R6 GenⅢ」など、どんどん新商品を展開するHiBy。
今勢いのあるオーディオメーカーといっても過言ではないでしょう。
今回はそんなHiByから発売される「HiBy FC6」に関して、以下の内容
1.「HiBy FC6」その性能は?
2.「HiBy FC6」の注目すべき点
3.「HiBy FC6」の残念な点
について記事をまとめ皆様に情報を展開していきたいと思います。
今回の記事はHiFiGoのFC6の商品紹介ページから得た情報を元にまとめております。
では、ご覧ください!
「HiBy FC6」その性能は?
「HiBy FC6」の仕様は下記。
HiBy FC6![]() | |
---|---|
製品仕様 | |
ディスプレイ | 0,96インチ LCD (80 x 160) |
DAC | R-2R DAC(Darwin Architecture) |
PCM | 768kHz / 32bit |
DSD | DSD512 |
MQA | 8x |
USB | Type-C |
ヘッドホンアウト | 3.5mm |
ボタン | Mode切替ボタン(OS / NOS モード切替) ボリュームボタン(32段階) |
RGB LED | Modeディスプレイ |
サイズ(縦 × 横 × 厚) | 50 × 22.4 × 10(mm) |
重量 | 19g |
音声仕様 | |
Output レベル | 1,8Vrms |
Output パワー | 100mW |
THD+D | 0.006%(32Ω) |
SN比 | 117dB |
ダイナミックレンジ | 105dB |
再生周波数帯域 | 20Hz ~ 40kHz |
色々と、目を惹く所が多い製品となっております。
特に気になった点に関して、次の章で述べていきたいと思います。
「HiBy FC6」の注目すべき点
Darwin アーキテクチャを搭載
注目すべき点の一つ目。
「HiBy FC6」は「Darwin アーキテクチャを搭載」している事です。
もうお分かりの方も多いでしょう。
この「Darwin アーキテクチャ」、そう「HiBy RS8」「HiBy RS6」そして「HiBy RS2」とHiByの中でもフラグシップシリーズの「RS」シリーズ に搭載されていたアーキテクチャです。
この高性能アーキテクチャを、なんと「USB-DAC」に搭載してしまった世界初の製品。
RSシリーズの音を聴いた方も分かる方もいるかと思いますが、あの音質をUSB-DACでも聴かせようというHiByの意気込みを感じる製品になっています。
最近のHiByは、本当に勢いを感じますね。
さて、
と思われる方もいらしゃるかと思いますが、概要は下記。
As evident, the Darwin architecture is a brand-new high-resolution digital signal processing architecture that HiBy created internally. In a ground-breaking extension of the conventional R2R design, the system incorporates resistor ladder linearity correction and, for the first time, advanced features like switchable oversampling/NOS, linear FIR filter, nonlinear harmonics control, and DSD bypass on portable equipment are also included. The end-to-end adaptable design is entirely configurable, opening up countless opportunities for ongoing expansion and future enhancements.
上記内容を要約すると、
・HiByが独自に開発をした高解像度デジタル信号処理アーキテクチャ
・抵抗ラダー直線性補正が組み込まれており、切り替え可能なOS/NOS、線形 FIR フィルター、非線形高調波制御、ポータブル機器の DSD バイパスなどの高度な機能を搭載
と記載があります。
R-2R DACをさらに進化させるために開発した新しいデジタル信号のアーキテクチャである「Darwin アーキテクチャ」。
それを様々な機器に接続可能な「USB-DAC」に搭載し、「Darwin アーキテクチャ」を様々な機器で享受できるようにしたHiBy社に、賞賛を送りたいですね!
Mode切替ボタン装備
注目すべき点の二つ目。
それはMode切替ボタンを装備している事です。
そのモードとは
・OS(オーバーサンプリングモード)
・NOS(ノンオーバーサンプリングモード)
であり、ボタンを押すことで切り替えが可能になっています。
「NOSモード」に設定してサウンドデータを加工せずそのままアナログ信号に復元し、歯切れがよく鮮明なサウンドを聴くのか。
それとも「OSモード」に設定して「FIR デジタル フィルター」を活用しその音楽に合ったフィルターでより音の質を上げるのか。
ユーザーがボタン一つで操作が出来るのは非常に嬉しい機能です。
物理ボリュームボタン装備
注目すべき点の三つ目。
それは物理ボリュームボタンを装備している事です。
USB-DACでは、本体にハードボタンが無いものが多いですが、「HiBy FC6」では本体にハードウェアボリュームコントロールボタンを装備。
変更可能ステップも32ステップと細かく音量調整が可能です。
上記画像にある「+」「-」のボタンを押すことですぐさま音量変更が可能なのがGoodなポイントです。
「HiBy FC6」の残念な点
USB-DACにしては価格が高い
残念な点の一つ目。
それはUSB-DACにしては価格が高い事です。
売れ筋としては1万円前後の価格帯が多く、高い物でも2万円前後の価格帯かなと思うUSB-DAC市場。
「HiBy FC6」は強気の$299.00(2023年3月11日時点で4万円前後)と、かなりお高い金額になっています。
この金額帯なら、最近発売されたAndroidウォークマンのAシリーズ「Sony NW-A306」と同価格帯で、こっちを買った方がより楽しめるのではと思ったりもします。
USB-DACとして初めて「Darwin アーキテクチャ」搭載した製品ではありますが、この価格だと中々手が出しづらいが正直な点でしょう。
バランス出力を搭載していない
残念な点の二つ目。
それはバランス出力を搭載していない事です。
上記画像を見て頂いても分かる通り、3.5mmのシングルのみとなっております。
「Darwin アーキテクチャ」の性能をバランス出力でも聴きたいと思う人も結構いらっしゃるはず。
非常に残念で仕方ありません。
ただ、4.4mmもしくは2.5mmのバランス出力を搭載する事で、高い価格がさらに高くなる可能性が大いにある為、この構成で現時点で正解という事も考えられますが。。。
最後に
今回は「HiBy FC4」に関して記事にまとめてみました。
●Darwin アーキテクチャを搭載
●Mode切替ボタンで「OS / NOS」を簡単に切替が可能
●物理ボリュームボタン装備し手元で音量変更を行う事が可能
の3点がかなり魅力を感じるポイントだと感じました。
特に「Darwin アーキテクチャを搭載」は、色々なデジタル機器で「R2R DAC」と「Darwin アーキテクチャ」が作り出すのより自然な音を聴く事が出来るというのは、この製品の最大の魅力になるでしょう。
大きな難点としては
日本での発売日は現時点で未定。
発売時期など判明したら改めて展開いたしますのでお楽しみに!
以上、Taka(@Taka31599979)でした。