新しい製品を購入する時、皆様は何で情報を得られるでしょうか。
やはりWEBで、まずどんな製品か情報を得る事が多いのではと思います。
そんな時、やっと見つけた情報が、製品の仕様と簡単に良い所だけ書かれている事って多いですよねぇ。
それじゃ参考にならないって。。。と思うことも良くある事。
前回「新しいイヤホン買いました!LEAR イヤホン LUF-TAITAN」で記事にしました、
「LEAR LUF-TAITAN」。
実際にWEB上では、あんまりレビューの記事って見かけなくて、気になっているけどどんなイヤホンなんだろうと思っている方も多いはず。。。
そこで、少しでもお役に立てる様に、使って見て分かったことを今回の記事にしていこうと思います。
あー、そんな感じなのかと興味が湧かれたら幸いです
1.仕様面
私が購入した「LUF-TAITAN」はLEAR の新しいLUFシリーズの一つとなります。
この新しいLUFシリーズには3種類のイヤホンが発売されており、3種類で何が違うか仕様面からまず比較して見ようと思います。
(なんやかんや言うて、私も仕様面から書いてしまいますが、お許しください。。。)
LUF-PEEAK | LUF-TAITAN | LUF-BERAL | |
ドライバーユニット | ダイナミック型 | ダイナミック型 | ダイナミック型 |
ドライバー口径 | 10mm | 10mm | 10mm |
ダイアフラム | ピークダイアフラム | チタンPVDダイアフラム | ベリリウムPVDダイアフラム |
マグネット | N40ネオジム | N48ネオジム | N52ネオジム |
再生周波数帯域 | 20~50,000Hz | 20~50,000Hz | 20~50,000Hz |
感度 | 112dB | 109dB | 109dB |
インピーダンス | 16Ω(低音最大時) | 16Ω(低音最大時) | 16Ω(低音最大時) |
ケーブル | シルバーコーティングOFC(無酸素銅) | シルバーコーティングOFC(無酸素銅) | シルバーコーティングOFC(無酸素銅) |
ケーブル長 | 1.2m | 1.2m | 1.2m |
ケーブルコネクタ | MMCX(ComboConプラグ) | MMCX(ComboConプラグ) | MMCX(ComboConプラグ) |
入力プラグ | 金メッキ3.5mm ステレオミニ | 金メッキ3.5mm ステレオミニ | 金メッキ3.5mm ステレオミニ |
市場想定価格 | ¥29,500 | ¥44,500 | ¥59,000 |
各製品によって異なる所を赤太文字で表して見ました。
今回の製品、ダイアフラム(振動板)の素材と、振動板を振動させる為に必要となるマグネット(永久磁石)の違いでモデルが分かれております。
振動板の違いとマグネットの違いだけで、本当に音が変わるの??
っと思われる方もいるかと思いますが、購入前に実際に3種類を聴き分けて見ましたが、結構分かる程違います。
私は、3種類全部聞いて、フラットな音が聴けて非常に聞きやすかった「LUF-TAITAN」を今回は購入いたしました。
では、次の章で実際に使って見て分かった事を述べて行こうと思います。
2.実際に使って見て分かった事
2.1.240°SoundClock(サウンドクロック)が使いやすい
LEARの新しいLUFシリーズには「240°SoundClock(サウンドクロック)」という面白いギミックがあります。
上記写真を見て頂くとわかるのですが、イヤホン本体にツマミが付いており、付属のマイナスドライバーで回転させてやる事で、他の音域に影響を与える事なく低域を弱めたり強めたり調整ができる様になっています。
これが、かなり出来が良い上に、マイナスドライバーで手軽に変更できるので、聴きたい曲の種類によって低音を強めたり弱めたり出来、より音楽を楽しめる仕組みになっています。
イコライザーの様なソフトウェアで変えるのではなく、ハードウェアで変更するので、イヤホン本来の性能を崩す事なく変更ができ、より良く音楽の質を変える事ができます。
SoundClockを調整し、実際に音楽を聴いた際の結果を下記にまとめます。参考にしていただければと思います。
●SoundClock 0°(ー)で視聴した結果
- 全ての音がフラットで音楽が聴きやすく、長時間音楽を聴く事ができる。
- 楽器、ボーカル、それぞれの音をしっかり聴く事ができる。
- 高音でキンキンしたり、低音がドンドンと主張したりせず、両者バランス良く聴ける。
●SoundClock 240°(+)で視聴した結果
- 低音の迫力が一気に増し、同じイヤホンなのに別物に変わる。
- ドラム・ベースの音が良く聴こえる様になるので、メタル・ロック系などの音楽との相性は良い。
- ただし、低音の迫力が有りすぎて、曲によってはボーカルがこもる様な感じになり、曲を選ぶ様になる。
●SoundClock 120°で視聴した結果
- 程よく低音が出るので、SoundClock 0°で物足りないと感じたら、こちらに変えるのがオススメ。
- 低音は出る様になっても、他の音には干渉しないので、非常に満足感のある音質に変わる。
- どの楽曲もオールマイティーに聴く事ができるので、普段使いで一番使える設定になると思う。
2.2.見た目が良い
とにかく、かっこいい。
普段から使うものは見た目もこだわりたいと思うなら、LEAR LUFシリーズのイヤホンは本当におしゃれでカッコいいと思います。
うむ、やっぱりイイですよね!!!(自己満足)
LEARの新しいLUFシリーズの中は3つとも、それぞれの個性が合ってカッコイイです。
まずは見た目から入り、音も聴いて見て自分の好きな音なら購入って選び方もイイのではないかなと思います。
やっぱり、カッコイイ(その上音もイイ)とずっと使い続けられますし、使えば使う程、イヤホンに愛着も湧きますしね!
2.3.付属のイヤーピースが使えなかった
上記の様に、素材違いで3種類のイヤーピースが入っております。
が、全て私の耳に合いませんでした。。。
いつも私はLサイズのイヤーピースを使うのですが、付属のLサイズのイヤーピースを装着して、耳に入れてみると、全く耳の形に合っておらずスカスカな状態で、音楽も聴けたものではありません。。。
画像の一番右の低反発素材のイヤーピースなら耳の形に合って音楽も聴けるかなと思いイヤホンにはめて見ましたが、イヤーピースの口径がイヤホンのノズルサイズに全く合っていなくてはめる事が出来ず、泣く泣く断念。
最終的に、コンプライの「T-type」のノズルタイプ「600」を購入し、利用しております。
やっぱり安定のコンプライですね。。。耳にもぴったり収まって良い音楽を聴ける様になりました。
もし、私の様に、Lサイズのイヤーピースを普段使われている方は、コンプライなどの別売イヤピースを用意しておいた方が無難です。
追加の出費になりますが、こだわりのイヤーピースに変えるという気持ちで対応すれば、余りショックは受けないかなと思います(笑)
3.最後に
今回は、LEAR LUF-TAITANの使って見て分かった3つに付いて記事にいたしました。
イヤーピースの件は非常に残念ですがイヤーピースを他の物に交換すれば解決する事ですし、イヤホンとしての性能面では大満足できる製品になってます。
特に240°SoundClockは本当に使える機能なので、ご興味持たれた方がいらっしゃいましたら、実際に店頭に行ってSoundClockを調整しながら音楽を視聴頂ければと思います。