このブログを見られている方は、
「FALCON 2 の音質面がどうか」
「FALCONと比較してどうか」
を知りたい人がほとんどではないでしょうか。
今回は、皆様が知りたい
FALCON と比べ使用感・音質面がどう変わったか
を中心に、「FALCON」との比較5つ、「FALCON 2」のみの事で1つを記事にまとめました。
「FALCON 2」を購入して5日間、色々な音楽プレーヤで色々な音楽を聴いて色々分かったので、購入の参考になればと思います。
使い心地や音質面は正統進化したのか!?
こうご期待!
1.仕様面に関する比較
まずは、発売後に展開された仕様面を改めて整理してみました。
仕様 | Noble FALCON 2 | Noble FALCON |
---|---|---|
チップセット | Qualcomm QCC3040(TrueWireless Mirroring ) | Qualcomm QCC3020 (TWS Plus対応) |
ドライバー | 6mm Dual-layered Carbon Driver(D.L.C) | 6mm Dual-layered Carbon Driver(D.L.C) |
再生周波数帯域 | 20Hz – 24,000Hz | 20Hz – 20,000Hz |
マイク | 全指向性 / クアルコムQVC8.0 ノイズキャンセリング搭載 | 全指向性 / クアルコムQVC8.0 ノイズキャンセリング搭載 |
外音取り込み | 有り | 無し |
Bluetooth仕様 | Version5.2 / Class2 / マルチペアリング対応 | Version5.0 / Class2 /マルチペアリング対応 |
Bluetoothプロファイル | A2DP、AVRCP、HSP 、HFP | A2DP、AVRCP、HSP 、HFP |
対応コーデック | SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive | SBC、AAC、aptX |
本体電源 | DC3.7V 50mAhリチウムポリマー充電池(内蔵式) | DC3.7V 60mAh リチウムポリマー充電池(内蔵式) |
充電ケース | DC3.7V 500mAhリチウムポリマー充電池(内蔵式) | DC3.7V 400mAh リチウムポリマー充電池(内蔵式) |
連続再生時間 | 5.5時間(最大音量時)/ 10時間(70%音量時) | 5.5時間(最大音量時)/ 10時間(70%音量時) |
連続通話時間 | 6時間(最大音量時) / 11時間(70%音量時) | 6時間(最大音量時)/ 12時間(70%音量時) |
最大使用時間 | 最大50時間(ケース込み) | 最大40時間(ケース込み) |
充電時間 | イヤホン約1時間/ 充電ケース約1.5時間 | イヤホン 約1時間 / 充電ケース 約1.5時間 |
充電方法 | USB Type-C、Qi | USB Type-C |
使用温度範囲 | 摂氏マイナス10度~60度(結露なきこと) | 摂氏マイナス20度〜60度(結露なきこと) |
耐水性能 | IPX7 | IPX7 |
価格 | ¥16,990 | ¥16,690 |
赤太文字が変更があった個所になります。
改めて分かったのが、「FALCON」と比べ「FALCON 2」本体のバッテリー容量が10mAh減っているのと充電ケースのバッテリー容量が100mAh増えている事です。
FALCON 2 の本体ケースでの充電回数が1回分増えているのはこれで納得です。
後、「FALCON 2」本体のバッテリー容量が減っているのにも関わらず、再生時間が変わっていないのは、「Qualcomm QCC3040」のチップセットの恩恵でしょうか。
「TrueWireless Mirroring」のバッテリーの片減りを防止する左右イヤホンのロールスワッピング機能がかなり役立っているのではとこの数値を見て感じます。
こういった面でも正統進化性をうかがえますね。
2.使ってみて分かった事(その1.FALCONとの比較)
2.1.付け心地、ボタン操作面の比較
「形」「大きさ」「ボタン配置」は「FALCON」と全く一緒
なので、「FALCON 2」を購入しても同じ感覚で難なく使えます。
これは「FALCON」ユーザーにとっては朗報かと思います。
違和感なく使えるという点は、かなり大きなポイントになるのではないでしょうか。
図1.上から比較(左:FALCON 2 右:FALCON)
図1.横から比較(左:FALCON 2 右:FALCON)
図1.背面比較(左:FALCON 2 右:FALCON)
2.2.音質面の比較
実際聴き比べて分かった事としては、下記の通り。
FALCON 2 | FALCON | |
低音 | < | 低音 |
高音 | > | 高音 |
音場 | > | 音場 |
低音部分に関しては、「FALCON」の方に軍配が有り、迫力ある低音が出ていると感じました。
私は低音部分が強調される音質が好きなので、その観点でいうと、明らかに「FALCON」の方が低音部分が良く出ている感じを受けました。
高音部分に関しては、「FALCON 2」の方に軍配が有ります。
今回、「FALCON」と比べ「FALCON 2」の高域の再生周波数帯域が24,000Hzと拡張されたことによる恩恵がここに出ているのでは感じます。
エレキなどのピッキングの音などもハッキリ聴こえるようになり、音楽を聴いていて心地良いです。
音場に関しても、「FALCON 2」の方に軍配が有ります。
特に、ライブ音源などを聴いたら分かるのですが、広くなった事でボーカル・楽器などがゴチャゴチャせず、よりライブ会場で音楽を聴いているような感覚を味わえます。
「FALOCN 2」自体、まだ使い始めて10時間も聴いていないので、エージングが進めばもう少し音も安定してくるかなと思います。
その際にどう変わったかを記事にしたいですね。
2.3.音量面の比較
これは、「FALCON」の方に軍配が上がります。
同じボリュームで「FALCON」と「FALCON 2」比較してみたのですが、「FALCON 2」の方が抑え目な音量になります。。。
これは、チップセットの影響なのか、ちょっと不明ですが、最初聴いた時
「FALCON 2 音ちっさ・・・」
となったので。。。
これは、エージングが進めば変わる物なのでしょうか??
まぁ、ボリュームを上げれば問題は無いのですが、気になった所ではあります。
2.4.ホワイトノイズ
これ、「FALCON」と比較して、ものすごく気になった事の一つ。
「FALCON 2」ですが、ホワイトノイズ結構大きめです。
静かな曲や、曲間の音が無い所では結構気になります。
また、曲を停止したり、曲が始まる前に「ピー」というノイズが入ってこれもかなり気になります。
「FALCON」は購入当初そんなノイズは無かったと思うのですが、初期不良なのかな。。。という感じです。
このノイズもエージングが進めば収まってくるのでしょうか。。。収まって欲しいです(涙)
2.5.Bluetoothの接続性
これは、正直どちらが良いかわかりませんでした。
「FALCON」も「FALCON 2」も私の端末(Galaxy S9+)では、接続の安定性は一緒で、切れるタイミングや切れる場所は似たり寄ったりです。
特に電車の中や改札など、人が多い所は、切れやすいですね。
「FALCON 2」は最新のオーディオコーデック「aptX Adaptive」に対応しており、このコーデックは高い接続安定性を謳っているので、もし「aptX Adaptive」に対応した端末を持っていれば、この恩恵を受ける事が出来るのではと思います。
3.使ってみて分かった事(その2.FALCON 2の機能について)
3.1.Qi対応の恩恵
ワイヤレス充電、本当に便利です。
ワイヤレス充電を日々使っている方なら分かるかと思うのですが、充電器に置くだけで充電が出来る手軽さ。
これ一度味わうと、その手軽さ・便利さを誰もが感じると思います。
特に、イヤホンの様は普段使いが多い製品などは、充電台にポンと置くだけで充電できるので、外出時に使って自宅に帰ってきたら置くという習慣付けていれば、充電忘れによる音楽が聴けないストレスから解放されます。
充電も早く、メーカーの公表通り1.5時間程で満充電になるので、たとえば朝充電忘れてたと気づいても、出勤する前に充電台に置いてから出勤準備をすれば、一日使えるだけの充電は出来るので、そういった点でも、やはり充電が手軽になるワイヤレス充電機能が付いた「FALCON 2」はお勧めの機種になりますね。
音質面は確実に進化しているので、それにワイヤレス充電も対応となったら、お勧めしないわけがないです!!
3.2.外音取り込み機能
今回の大きな変更点の一つである「外音取り込み機能」。
私自身、外音取り込み機能が付いた完全ワイヤレスイヤホンを使用した事がなかったので、便利さは全く分からなかったのですが、実際に使って見ると意外と便利でした。
何が便利か、それは一々イヤホンを取り外さなくても良いという所かなと思います。
「イヤホンを外さない = 落とすリスクが減らせる」が良いですね。
「FALCON」を使用している時は、コンビニ等で買い物をする際に荷物を持ちながら取り外していたので、たまに下に落としたりして結構面倒だったのですが、「FALCON 2」は左のイヤホンのハードボタンを1回クリックする事で、外音取り込み機能が発動するので、取り外しの動作が不要になり、結構便利です。
ただ、この機能を利用すると曲が停止してしまいます。
私のイメージでは、音楽を再生しながら外音も聴けるイメージだったのですが、メーカーによって違うんでしょうか??
使い方が間違っているのかな。。。
4.最後に
今日は「Noble FALCON 2」を実際に使って見て分かった事をまとめてみました。
音質面は、低音部分の迫力が落ちたものの、高音部分・音場に改善がみられるので、よりフラットなよりバランスが取れた端末に進化したのかなと思います。
一つ気になる点としては、ホワイトノイズなのですが、これはエージングによって安定し収まるのかもうしばらく使い続けていきたいと思います。
前回の記事と合わせて、バージョンアップした所も多く、もともと「FALCON」を使っていた人も、初めての人で「FALCON 2」を購入を考えている人もお勧めできる製品になっているかなと思います。
1万円台の完全ワイヤレスイヤホンではかなりレベルが高い製品に仕上がっていると思うので、候補の一つに挙げて頂ければ幸いです。