前回、HiBy Rシリーズのファームウェアアップデート情報を整理していた時に、目に留まった情報が一つ。
それは、なんと。。。
HiBy R6のNewモデルが発売 されるとの事。
「HiBy R6 Pro AL」を購入してから、すっかりHiByという会社にハマりファンになってしまった私。
その新モデルと言う事でかなり期待が出来る製品になっているのではと思っております。
今回は、公開された仕様を元に、「HiBy R6 Pro」との変更点を記事にして行きたいと思います。
仕様について
前回の記事では、4G対応となっているHiBy R8 SSモデルの仕様に関して展開されておりませんでしたが、今回はしっかりと記載されておりましたので、2製品に関して比較をしたいと思います。
赤太文字が「HiBy R6 Pro」と違いが有る部分になります。ぱっと見た感じ、かなり変更点が有りますねぇ。 次の章で詳しく見ていこうと思います。
HiBy R6 Proとの違い
画面サイズが一回り大きく & Full HD対応
「4.2インチ HD画質」から「5.0インチ Full HD画質」へとパワーアップ!
この変更、ユーザーから見た場合「かなり変わった」と感じる事が出来る変更かなと思います。
使う側として一番初めに目に入ってくる情報が「画面」であり、解像度がHD(768 x 1280)からFull HD(1080 x 1980)に変わる事で「かなり精細になった!」と感じれるでしょう。
解像度が上がる事で、音楽再生時に表示される「アルバムジャケット」が非常に美しく表示されテンションも上がりますし、YouTubeやその他の動画ストリーミングが「Full HD」で見る事が出来るのはかなり強い。
良い音&良い映像でマルチメディアを楽しむ事が出来るようになります。
SoCがSnapdragon 660 (8コア 2.2GHz)へとパワーアップ
SoCが「Snapdragon 425」から「Snapdragon 660」へとパワーアップ!
比較では「消費電力を25%削減、GPU性能を25%向上、パッケージサイズを30%縮小」となっており、「HiBy R6 2020」の性能向上に一役買ってます。
省電力化・小型化というのは、モバイル端末では必須な改良。
今回、全体的にパワーアップしたにも関わらず、大幅にサイズが変わらなかったのも、こういったSoCのバージョンアップのおかげという事も考えられますね。
※ただ「Snapdragon 660」は4年前に発売されたチップセットなので、古さは有るかもしれませんがDAP用途としては十分すぎる性能なような気もします。
Bluetooth・USBがそれぞれパワーアップ
このパワーアップもかなり嬉しい点です。
常日頃、完全ワイヤレスイヤホンを利用している方はBluetoothを使用する事による消費電力を気にされる方もいらっしゃるかと思いますが、「Bluetooth 5.0」は「Bluetooth 4.2」と比べより低消費電力で動くことが可能なので、Bluetoothユーザーにとってはプラスになるパワーアップとなります。
またUSBも3.0になり転送速度が圧倒的に早くなるので、大量の音楽ファイルを「HiBy R6 2020」に移動したりするのも快適になると考えられます。
※「HiBy R6 Pro」では、ファイルサイズが大きい「ハイレゾ」や「DSD」の音楽ファイルを転送するのにかなり時間がかかるので、このパワーアップはかなり嬉しい。。。(笑)
OSがAndroid 9.0にバージョンアップ
Android DAPとしては、欠かせないOSのバージョンアップ。
「HiBy R6 2020」では「Android 9.0」(通称 Pie)にバージョンアップされています。
※おもな新機能と変更点はWikipedia 「 Androidのバージョン履歴 」を参照
この中でも「AdaptiveBattery」は、AI機能がユーザーの使い方を学習し効率的に電力を使用する機能で、消費電力を抑える効果が有ると言う事。
モバイル端末で一番気を遣うのが「バッテリー」。 こういった機能が搭載されることで、ユーザーはいちいち気にする事無く、OSが自動で消費電力を調整してくれるというのが嬉しい機能です。
メモリ・ストレージのパワーアップ
Android端末を利用する上で一番気になるのが、動作のもっさり感。
「HiBy R6 2020」のメモリ容量が4Gへパワーアップは、Android DAPの快適性にかなり貢献するパワーアップだと感じます。
※Android端末の重くなる原因が、裏で勝手に起動し動いているアプリが有るからですし。。。
また、内部ストレージが64GB、外部ストレージが最大2TBに対応した事も、かなり嬉しいポイントかなと。
ハイレゾやDSDなどの楽曲はとにかくファイルサイズが大きくなるので、容量が増えれば増えるほど一度に多くの楽曲をDAPに入れて持って行くことが可能になります。
また、内部ストレージが64GB有るのでとりあえず曲数を絞って持ち運びする場合は「micro SDカード」を買う必要が無くなるので、コスト面でも有利。
「HiBy R6 2020」はUSB3.0対応で曲の入れ替えなども高速で行えると思うので、めんどくさくないのであれば「micro SDカード」を購入せず運用する事が出来るかなと思います。
再生時間に関して
バランス接続で、「約8時間」から「約8.5時間」と0.5時間の再生時間延長。。。
アンバランス接続で、「約12時間」から「約10時間」と2時間の再生時間短縮。。。
これは、ちょっと納得いかない内容ですね。。。
消費電力化されたチップセット「Snapdragon 660」と消費電力削減機能が追加されたOS「Android 9.0」、そしてバッテリーサイズが「4,500mAh」と改善している項目は多々あるのですが。。。
これは、ディスプレイサイズが大きくなったのと解像度が「Full HD」になった事による影響なのでしょうか。。。
せめて、アンバランス接続は同じ再生時間にして欲しかった感じはしますね。
サイズ感
展開されている画像が「HiBy R8」とそっくりなので、「HiBy R8」の試聴機を見られた方は「大きい」と思われるかもしれませんが、
・サイズ(H × W × D):130×73×15(mm)
・重量:235g
と、びっくりするくらいコンパクト&軽量です。
※HiBy R8がデカすぎた感はあります。
HiBy R6 Proが
・サイズ(H × W × D):119.8×66.96×15.7(mm)
・重量:【SS】295g、【AL】215g
なので、めちゃくちゃ大きくなった訳ではなく、ひとまわり大きくなった感じでしょうか。
まだ実物を見た事は無いですが、おそらく「意外と、コンパクト!」と感じるのではないかと思います。
「HiBy R8」がデカすぎたので、この位のサイズ・重量で有れば、全く問題なく持ち運び出来そうです。 早く実物を見て触ってみたいですね。
値段
まだ、日本では発売時期や値段など発表はされていませんが、おそらく【¥100,000 前後】になるのではと思います。
※仕様比較表の価格は「HiFi Go」で表示されていた金額。
買えない金額では無いですが、やはりちょっとお高いかなぁと感じてしまいますね。。。(汗)
最後に
今回は、日本での正式発表が待ち遠しい「HiBy R6 2020」に関して記事にまとめました。
全体的にバージョンアップがなされ、かなり完成度の高いDAPになっているのではないかと考えられます。
早く試聴機触ってみたいですね! また正式発表など有りましたら、記事にしてその際に分かった事もまとめて行こうと思いますので、楽しみにお待ちください。