デジタル信号をアナログ信号に変換するのに必要となるDAC(デジタルアナログコンバータ)
このDACによって、イヤホンで聴ける音が変わってきます。
音楽好きの方は、この半導体メーカーのDACの音が好きという「DAC」で選んで購入されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、HiByブランドの「R3 Pro」に関して、DACをESS製に変更した新しいモデル「R3 Pro Saber」 が今月7月31日に発売されるという事で紹介させて頂きます。
「R3 Pro」サイズはコンパクトで使いやすいけど、音がなぁっと思っている方は、もしかしたらDAC変更で購入するに変わるかも!?
1.仕様面
まずは、既存の R3 Pro との仕様面を比較してみようと思います。
仕様 | R3 Pro Saber | R3 Pro |
---|---|---|
OS | HiBy OS | HiBy OS |
DAC | ES9218P x 2 | CS43131 x 2 |
Storage | なし | なし |
Headphone Out | 3.5mm(80mW+80mW(32Ω)) | 3.5mm(60mW+60mW @32Ω) |
Balanced Headphone Out | 2.5mm(280mW+280mW(32Ω)) | 2.5mm(210mW+210mW @32Ω) |
Display Size | 3.2inches | 3.2inches |
External Storage | 512GB | 512GB |
Wi-Fi | 2.4Ghz/5Ghz | 2.4Ghz/5Ghz |
Bluetooth | 5.0 | 4.2 |
USB | Type C | Type C |
Dimensions | 82x61x13(mm) | 82x61x13(mm) |
Battery | 1600mAh | 1600mAh |
Time(Unbalanced) | 19h | 20h |
Time(Balanced) | 14h | 16h |
Price | ¥21,000(予想) | ¥23,100- |
赤太文字にした所が、既存のR3 Proと変更があった所です。
大体、R3と仕様は一緒で、DAC変更に伴い、ちょっとグレードアップした所、グレードダウンした所が有りますね。
2.変更点
2.1.DACの変更
今回の製品の大きな目玉は「DAC」の変更です。
CS 社製 CS43131
から
ESS 社製 ES9218P
に変更されております。
デジタルデータをアナログデータに変更する際の処理は各メーカーのノウハウにより全然違うので、出力される音の雰囲気は結構変わっているのではと考えられます。
なので、実際発売された後、聴き比べをし、自分の好きな音質で音楽が聴ける端末を購入すると言う事が出来るのがメリットになります。
今後は、色違いだけでなく、音質違いで同製品を選べられる様な時代になるんでしょうか。
メーカーは2種類の製品を同時に出す為に設計・開発など同時並行で進めていく事になるので、かなり大変にはなりますが、ハード面でも選ぶ事が出来る様になるので、ユーザーとしては非常に嬉しいんですけども。。。
2.2.ヘッドホン出力の向上
DACの変更に伴い、ヘッドホン出力が
アンバランスで「60mW」→「80mW」と「20mW」の向上
バランスで「210mW」→「280mW」と「70mW」の向上
と、全体的に出力向上がされております。
基本的に、出力が大きい方が、安定した音を出す事が可能になるので、音質面で「R3 Pro Saber」が優位になると考えられます。
やはりこれも、実際に視聴してどう変わるか聴いて見たいですね。
2.3.連続再生時間の短縮
これは、少し残念な結果ですね。。。
これは、「DACを変更」と「2.2」で記載した「ヘッドホン出力の向上」に伴う事が影響しているのではと考えられます。
音楽を聴こうと思い揚々とDAPを取り出したものの、バッテリー残量が少なくて聴いている途中でバッテリーが切れてしまったと言うシーンは、皆様にも有るかと思います。
ポータブルDAPは連続再生時間が長いほど、そういった充電忘れによる再生が出来ないといったストレスを減少させる事ができます。
ここは、再生時間が減る分、バッテリー容量を少し増やしてもよかったのでは??と思ったりもしましたが、コストやそもそもの設計の所でバッテリー増量は難しいと言うこともあるでしょうから、仕方ないのかもしれません。
3.最後に
今回は、7月31日に発売が予定されている、「HiBy R3 Pro Saber」についてご紹介いたしました。
魅力は、
R3 Pro と同じボディサイズ
で
違うDACを搭載した事による音質の変更
にあると思います。
もし、R3 Pro を購入検討されている方は、もう少し待って、R3 Pro Saberが発売されてから購入する事をオススメします。
音というのは、人それぞれで聴こえ方が違います。
同じサイズで音質が変わる機種が有るならば、是非視聴してもらって、自分に合った音質で音楽が聴ける機種を購入すれば、より音楽ライフを楽しむ事が出来る様になるので。
それでは、良い音楽ライフをお過ごし下さい!