FiiOの総輸入元 エミライから新しい製品の取り扱いを発表しました。
それが。。。
「FiiO M11Plus LTD」
※AV Watchから引用
これは、人気DAP「FiiO M11 Pro」の後継機と言う事で、かなり期待される商品となりそうです。
今回は、公開されている仕様を元に、気になった点を記事にまとめてみました。
ご興味のある方は、お読みいただければ幸いです。
仕様について
まずは、公開されている情報から仕様をまとめてみました。
「M11 Pro」の後継と言う事なので、「M11 Pro」の仕様もあわせて載せておきます。
M11Plus LTD | M11 Pro | |
---|---|---|
ディスプレイ | 5.5 inch HDディスプレイ | 5.15 inch HD ISPディスプレイ |
CPU | Snapdragon660 | Exynos 7872 |
RAM | 4GB | – |
ネットワーク | – | Wi-Fi(2.4/5GHz) |
Bluetooth | – | 4.2 |
BTオーディオコーデック | SBC / AAC / LDAC | LDAC / aptX / aptX HD /HWA(LHDC) / SBC |
MQA | MQA x8フルデコーダー | MQA フルデコーダー |
USB | – | 2.0 Type-c |
OS | Android 10 ベース カスタマイズOS | Android 7.0 ベース カスタマイズOS |
内部ストレージ | – | 64GB |
SDカード | – | micro SD(最大2TB) |
バッテリー | 6000mAh | 4,370mAh |
再生時間(Phone Out) | – | Balance:約8.5時間 Single end:約9.5時間 |
再生時間(Bluetooth) | – | 55時間 |
充電時間 | – | 約3時間 |
DAC | AK4497 デュアル・モノラル | AK4497EQ デュアル |
PCM | – | 32bit/384kHz |
DSD | – | DSD256 |
ヘッドホン 出力 | バランス:2.5mm/4.4mm ステレオミニ:3.5mm | バランス:2.5mm/4.4mm ステレオミニ:3.5mm |
ライン出力 | バランス:4.4mm アンバランス:3.5mm | 3.5mm |
アウトプットパワー(32Ω) | – | 3.5mm PO:200mW 2.5mm/4.4mm BAL:550mW |
本体色 | – | BLACK |
サイズ(H × W × D) | – | 130×70.5×16.5(mm) |
重量 | – | 232g |
価格 | ¥- | ¥- |
やはり、まだかなりの部分がベールに包まれている状態ですね。。。
現時点で分かっている部分で、気になった部分を下記にまとめます。
仕様を見て気になった部分
CPU and OSが大幅に向上
「M11Plus LTD」では、
CPU:Snapdragon660
OS:Android 10 ベース カスタマイズOS
を搭載予定となり、「M11 Pro」と比べ大幅に性能が向上しております。
また、カスタマイズOSではありながら、Android 10をベースとしている点は評価できます。
現在のAndroid DAPに搭載されているOSは、Android 9.0がMAXになるので、他のAndroid DAPの一歩上を行く性能になっているのではと感じました。
「Snapdragon660 + Android 10 ベースのカスタマイズOS」の組み合わせで、よりサクサクと動作するDAPになるのではと考えられます。
バッテリー容量向上
「M11Plus LTD」では、バッテリー容量が
6,000mAh
と、「M11 Pro」と比べ
1,630mAhの増量
を果たしています。
これにより、音楽の再生時間が伸びるのではと考えられます。
再生時間が伸びると言う事は、バッテリー残量を気にする回数が減ると言う事で、ユーザーにとってのストレスが減る事になります。
ストレスが減ると、より音楽に集中が出来るのでバッテリー容量増量はユーザーにとってプラスの要因となるでしょう。
ただ、一つ気になる所としては、CPUの向上やDACの構成変更にともないよりバッテリーを消費する作りになってしまった可能性がある事。
それにより前機種と同じ再生時間にするために容量を増加したと言う事も考えられるため、この個所は今後のより詳しい仕様展開が待たれます。
DACがデュアル・モノラル構成になった
「M11Plus LTD」では、DACが
デュアル・モノラル構成で搭載
されると仕様に有りました。
「デュアル・モノラル構成」とは何なのか、お恥ずかしいながら分からなかった為、ちょっと調べてみました。
シングルエンド(アンバランス)/バランス:
1つのスピーカー(ドライバー)を1つのアンプで駆動するか、極性が反対の2つのアンプで両側から駆動するかの違い。つまりスピーカー(ドライバー)の駆動方式という一点のみに関する用語。デュアルモノラル:
L/Rの回路が電気的に完全に分離されていることを表す用語。バランスかどうか(最終的な駆動方式)には関係ない。わかってみるとなるほどね〜、という感じですが、分からないうちはどうにも気持ち悪いものです。バランスでなくても、デュアルモノで音質向上のメリットはだいぶ享受できそうな気がします。スルーレート(Slew Rate.音の立ち上がりの鋭さ)以外は同じに思えるので。
この内容から、「回路を電気的に完全に分離」し「より音質向上を図った」作りになったと言う事でしょうか。
回路を分離すると言う事は余計な雑音が入る事が無くなるので、「L」からは「L」の音が、「R」からは「R」の音がしっかり聴こえる様になり、より聴きやすい音になる事が考えられますね。
これも、詳しい情報が発表されるのを待ちたい所です。
最後に
今日は、FiiO の新DAP 「M11Plus LTD」に関して、記事にまとめてみました。
色々な部分でまだまだ不明な点が多く、次に展開される情報が待ち遠しくて仕方ない内容でした。
価格も未定で、AKM製DACチップ「AK4497」を採用している関係で、なんと限定生産モデルになると言う事。
これは、予約開始されたら争奪戦になるかもしれませんね。
新たな情報が展開されたら、また記事にしようと思いますので、次の情報をご期待ください!