皆様こんにちは、Takaです。
昨年、FiiOから発売されてすぐに売り切れとなってしまった「FiiO M11 Plus LTD」。
レビュー記事などを見てもかなり評判が良く、すぐに売り切れになるのも納得な製品でした。
その人気となった「FiiO M11 Plus LTD」のDACが変更になった製品がFiiOから発売されました。
それが、
「FiiO M11 Plus」
HiFiGo「FiiO M11 Plus」商品紹介ページより引用
です。
「FiiO M11 Plus」、単にDACが変更になっただけでなく良くなっている点がいくつかあり、より普段使いが快適になるバージョンアップがなされています。
今回はそんな「FiiO M11 Plus」に関して、以下の内容
1.「FiiO M11 Plus」その性能は?
2.「FiiO M11 Plus」注目すべき点。
について記事をまとめ皆様に情報を展開していきたいと思います。
今回の記事は、メーカーである「FiiO」と高品質のオーディオ機器が何でも揃うショッピングサイト「HiFiGO」から得た情報を元にまとめております。
では、ご覧ください!
「FiiO M11 Plus」その性能は?
性能面に関して、AKMのDACが搭載された「M11 Plus LTD」と比較してみましょう。
変更点を赤太文字にして比較してみました。
※商品紹介サイトに記載が無かった部分は空白にしています。
M11 Plus | M11 Plus LTD | |
---|---|---|
製品仕様 | ||
ディスプレイ | 5.5インチ(1440×720)タッチスクリーン | 5.5インチ(1440×720)タッチスクリーン |
SoC | Qualcomm Snapdragon 660 | Qualcomm Snapdragon 660 |
RAM | 4GB | 4GB |
内部ストレージ | 64GB | 64GB |
Wi-Fi | 2.4GHz /5GHz | 2.4GHz /5GHz |
Bluetooth | Ver 5.0 | Ver 5.0 |
Bluetooth送信 | LDAC / AptX / AptX HD / AAC / SBC | SBC /AAC /aptX /aptX HD /LDAC |
Bluetooth受信 | SBC /AAC /LDAC | SBC /AAC /LDAC |
USB | Type-C(USB3.0) | Type-C(USB3.0) |
OS | Android 10(FiiOカスタム仕様) | Android 10(FiiOカスタム仕様) |
SDカード | microSDカード対応(最大2TB) | microSDカード対応(最大2TB) |
バッテリー | 6000mAh | 6000mAh |
再生時間 | シングルエンド:約14時間 バランス:約14時間 | シングルエンド:約11.5時間 バランス:約10時間 |
スタンバイ時間 | 41日 | 41日 |
DAC | ES9068AS × 2 | AK4497EQ × 2 |
PCM | 384kHz /32bit | 384kHz /32bit |
DSD | DSD256 | DSD256 |
MQA | x8 デコード対応 | x8 デコード対応 |
ヘッドホンアウト | シングルエンド:3.5mm バランス:2.5mm /4.4mm | シングルエンド:3.5mm バランス:2.5mm /4.4mm |
本体材質 | Aluminum Alloy /Stainless Steel | |
サイズ(H × W × D) | 136.6 × 75. 7 × 17.6(mm) | 136.6 × 75. 7 × 17.6(mm) |
重量 | 295g | Aluminum Alloy:310g Stainless Steel:405g |
価格 | $799.99 | Aluminum Alloy:¥99,000(税込)※発売当時 Stainless Steel:¥125,950(税込)※発売当時 |
音声仕様 | ||
シングルエンド出力 | ||
アウトプットパワー | 210mW(32Ω) | 206mW(32Ω) |
全高調波歪み + ノイズ | 0.00054%以下(1kHz/32Ω) | 0.0006%以下(1kHz/32Ω) |
ノイズフロア | 2.5μV以下 | 2μV以下 |
SN比 | 122dB以上 | 120dB以上 |
出力インピーダンス | 1Ω以下 | 1Ω以下 |
チャンネルセパレーション | 76dB以上(1kHz/32Ω) | 76dB以上(1kHz/32Ω) |
バランス出力 | ||
アウトプットパワー | 660mW(32Ω) | 588mW(32Ω) |
全高調波歪み + ノイズ | 0.00085%以下(1kHz/32Ω) | 0.00146%以下(1kHz/32Ω) |
ダイナミックレンジ | 2.5μV以下 | 3μV以下 |
SN比 | 126dB以上 | 120.5dB以上 |
出力インピーダンス | 2Ω以下 | 2Ω以下 |
チャンネルセパレーション | 111dB以上(1kHz/32Ω) | 111dB以上(1kHz/32Ω) |
※上記、FiiOの「M11 Plus LTD」と「M11 Plus」のパラメータページより引用しています。
「FiiO M11 Plus」注目すべき点。
搭載DACがESS製に変更
注目点のまず一つ目。
搭載されているDACに変更が有ります。
上記の通りAKM製からESS製への変更が行われております。
DAC変更に伴い「M11 Plus LTD」と比べ音の雰囲気は変わっている事が考えられます。
是非聴き比べてみたいですね。
またこのDAC変更に伴ってもう一つユーザーにとって利益となる変更点があります。
それは次の紹介で。
再生時間の向上
HiFiGo「FiiO M11 Plus」商品紹介ページより引用
次に注目すべき点は、再生時間が向上している事。
シングルエンド:約11.5時間 ⇒ 約14時間
バランス:約10時間 ⇒ 約14時間
シングルエンドで2.5時間、バランスで4時間と連続再生時間が伸びています。
シングルエンドとバランスの連続再生時間が同じというのも目を惹きますね。
バッテリー容量は「6000mAh」と変更は無い為、AKM製DAC「AK4497EQ」の消費電力が大きかったという事が分かります。
ユーザーとしては再生時間が伸びるのは非常に嬉しいポイントですので、DACにこだわりのない方はESSバージョンの「FiiO M11 Plus」を買うというのも良いかと思います。
音声仕様の向上
HiFiGo「FiiO M11 Plus」商品紹介ページより引用
音声仕様を見て頂いても分かる通り全体的に向上が図られてます。
特に、シングルエンド・バランスともにアウトプットパワーが向上している事が非常に目を惹きます。
シングルエンド:206mW ⇒ 210mW
バランス:588mW ⇒ 660mW
シングルエンドで4mW、バランスで72mWと大幅に向上。
アウトプットパワーの向上でより安定して音を鳴らす事が出来るので、ユーザーとしては嬉しいポイントでしょう。
単にDACのみを変えるだけでは購入する側としてはあまり面白みもないので、こういった形でマイナーバージョンアップが図られて発売されるのは非常に良い事だと感じます。
まとめ:「FiiO M11 Plus」は日本での発売が待ち遠しい一品
今回は「FiiO M11 Plus」に関して記事にまとめてみました。
「FiiO M11 Plus LTD」と比べ、
●再生時間の延長
●アウトプットパワーの向上
といった普段使いがより快適になる形での仕様変更が見られ、良いDAPに仕上がっていると感じました。
「AKMのDACじゃなくても問題ないよ!」という方は、「FiiO M11 Plus」は非常におススメ出来るDAPなのでは無いかと思います。
日本での発売がまだ発表されていないので非常に待ち遠しいですね。
待ちきれない!!という方は、「AliExpress」や「HiFiGo」で購入は可能ですので、是非ご確認下さいませ。
もし、すでに購入されたという方がいらっしゃいましたら、コメント頂ければ幸いです。
それでは、失礼します。