「HIBY RS8 II」が発売決定!その性能は?【HIBY RS8との比較有り】

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皆さまこんにちは、Taka(@Taka31599979)です。

HiByから満を持して登場する、新フラグシップDAP「HIBY RS8 II」。

約3年の歳月を経て、伝説的な銘機「RS8」がどのように進化したのか。

製品の魅力と進化のポイントを徹底解説します。

目次

はじめに:究極のR-2Rサウンドがさらなる高みへ

HiByのフラグシップ「RSシリーズ」の頂点に君臨したRS8が、第2世代となる「HIBY RS8 II」へと進化を遂げます。

独自のR-2Rアーキテクチャによる「アナログライクで濃密な音」はそのままに、最新のテクノロジーを惜しみなく投入。

もはやポータブルの域を超えた、究極の音楽体験を約束する一台です。


HIBY RS8 II vs RS8:新旧フラグシップ詳細比較

新型「HIBY RS8 II」と先代「HIBY RS8」の主な仕様を一つの表にまとめました。

システム性能から音響特性まで、その劇的な進化をご確認ください。

ハードウェア仕様の比較

項目HIBY RS8 (先代)HIBY RS8 II (新型)
OSAndroid 12Android 13
SoCSnapdragon 665QCS8550 (Snapdragon 8 Gen 2級)
RAM / ROM8GB / 256GB16GB / 512GB
筐体素材 / 重量純チタン / 約584g航空宇宙アルミ / 約411g
Wi-Fi / 充電Wi-Fi 5 / 20W PDWi-Fi 7 / 80W PD
バッテリー12000mAh (3.8V)6000mAh (7.8V 高電圧設計)
DACシステムDarwin II (R-2R)Darwin III (R-2R)
FPGA能力標準先代比 5倍 (100Kロジック)
アンプ回路Class A / ABClass A / AB / アダプティブ
最大出力(4.4mm)4.1 Vrms / 780mW5.08 Vrms / 812mW
S/N比 (4.4mm)117 dB122.1 dB (極低ノイズ)
再生時間(4.4mm)約 6時間 (Class A)約 10.9時間 (Class A)

単なるパーツの載せ替えではなく、「DAPとしての設計思想」そのものが次世代へアップデートされたことが、このスペック表からも読み取れます。


出力スペック詳細比較

ヘッドホン出力(PO)とラインアウト(LO)の各数値をまとめました。

RS8 IIは単にパワーが上がっただけでなくノイズフロアを極限まで抑え込み、より透明感のあるサウンドを実現しています。

ヘッドホン出力(PO)の比較

端子 / 項目HIBY RS8 (先代)HIBY RS8 II (新型)
4.4mm 最大出力電圧5 Vrms5.08 Vrms
4.4mm 最大出力 (32Ω)780 mW812 mW
4.4mm S/N比 (SNR)115 dB122.1 dB
3.5mm 最大出力電圧3 Vrms2.73 Vrms
3.5mm 最大出力 (32Ω)280 mW210 mW (※音質優先設計)
3.5mm S/N比 (SNR)114 dB121.6 dB

数値上、RS8 IIはバランス接続時で5Vrms以上の電圧を確保しており、高インピーダンスのヘッドホンも余裕を持ってドライブできるポテンシャルを持っています。

RS8 IIの3.5mm出力値が控えめに見えますが、これは歪みを抑え、より純度の高い音質を優先した「Darwin III」のチューニングによるものです。


ラインアウト(LO)の比較

端子 / 項目HIBY RS8 (先代)HIBY RS8 II (新型)
4.4mm LO 電圧4 Vrms4.4 Vrms
3.5mm LO 電圧2 Vrms2.2 Vrms
THD+N (最小値)0.003%0.0008%

外部アンプへ接続する際のラインアウト性能も向上しています。

より高い電圧で信号を送り出せるため、据え置きシステムへの組み込みにも最適です。


スペック進化のポイント

スペック進化のポイントは下記となります。

処理能力の大幅向上

RAMが倍増の16GBになり、SoCもQCS8550を搭載したことで、あらゆる操作がスマホ並みに快適になる性能になっています。

高電圧バッテリーシステム

従来の3.8V系から7.8V系へとバッテリー電圧を引き上げたことで、内部の昇圧負荷を減らし、安定した高出力を実現しています。

驚異的な低ノイズ化

S/N比が120dBの大台を超えたことは、R-2RアーキテクチャのDAPとしては驚異的です。

静寂の中から音が立ち上がる「漆黒の背景」を体感できます。

アダプティブ・アンプの恩恵

単なるパワーだけでなく、接続された機器に応じて最適な電流・電圧を供給する仕組みが、これら優れた測定値の裏付けとなっています。

    音質の進化点

    最大の特徴は、独自のD/A変換システムが「Darwin III アーキテクチャ」へと刷新されたことです。

    処理能力が5倍に跳ね上がったFPGAにより、より精緻なリアルタイム信号処理が可能に。

    RS8が持っていた豊かな響きに、現代的な「解像感」と「静寂感」が加わりました。


    ここが凄い!HIBY RS8 IIの注目すべき点

    驚異的な軽量化による「ポータビリティ」の向上

    先代RS8の悩みだった584gという「超重量級」から、約411gへと大幅な軽量化を実現。

    フラグシップ級の音質を、より気軽に持ち運べるようになりました。

    進化した「Darwin III」によるアナログの極致

    R-2Rネットワークを最適化し、左右チャンネルを完全独立させた電源回路を搭載

    デジタル特有の硬さを排除した、極めて自然で立体的なサウンドステージを実現しています。

    新開発「アダプティブ・アンプ」の搭載

    イヤホンのインピーダンスや特性に合わせて動作を最適化する新しいアンプ回路を採用。

    これまではイヤホンに合わせて設定をいじる必要がありましたが、RS8 IIはアンプ自身がイヤホンを理解してくれます

    繊細な曲ではどこまでも細やかに、ダイナミックな曲では震えるような迫力を、意識せずとも常に最高のコンディションで楽しめる。

    それがアダプティブ・アンプの凄さで、どんなイヤホン・ヘッドホンでも、そのポテンシャルを100%引きだしてくれます。

    最新のAndroid 13 OS

    ストリーミングアプリの動作もサクサク。

    Wi-Fi 7やBluetooth 5.3といった最新規格にも対応し、ワイヤレス環境もストレスフリーです。


    あえて挙げる「残念な点・注意点」

    非常に完成度の高いRS8 IIですが、購入前に知っておくべきポイントもあります。

    さらに高まった価格の壁

    市場想定価格は約60万円

    先代よりもさらに高価になり、まさに「選ばれし者のためのDAP」となっています。

    チタン筐体の廃止

    軽量化と引き換えに、先代の象徴だったチタン筐体からアルミニウム筐体へ変更されました。

    「重くてもチタンの質感が好きだった」というファンには少し寂しい変更かもしれません。

    サイズ感は依然として「大型」

    軽くなったとはいえ、5.5インチの大画面を備えるボディは大型です。

    ポケットに入れて歩くには、それなりの覚悟が必要です。


    まとめ:HIBY RS8 IIは「至高の音楽体験」への投資

    HIBY RS8 IIは、「持ち運べるハイエンド・オーディオ」としての究極形と言えます。

    圧倒的な処理能力を誇る「Darwin III」と、劇的な軽量化。

    この二つの融合は、既存のRS8ユーザーにとっても、これからハイエンドDAPを検討する方にとっても、無視できない大きな進化です。

    「音質に一切の妥協をしたくない、かつ、使い勝手も諦めたくない」

    そんなオーディオファイルにこそ手にしてほしい、HiByの魂がこもった逸品となっております。

    目の前で演奏が繰り広げられるような「生々しい音」を求めるなら、購入を検討する一台になるのではと思います。

    ですが、価格は高いのでかなり覚悟は必要ですね。。。(苦笑)

    以上、Taka(@Taka31599979)でした。

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    この記事を書いた人

    ガジェット大好きサラリーマン。 日々無駄に時間を使っていたがこれではダメだと思い一発発起でブログを始める。皆様のお役に立ちたいという気持ちは人一倍強く、どうすればより良い情報を提供できるか日々悪戦苦闘しながらブログを書いています。購入したガジェットや家電など、ブログで紹介していきます。

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